新選田村隆一詩集

とろ
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彼の書いた詩について、日記を書くのは何度目かのことだが、田村の書いた詩のノートなんてものを読んでいると「まあ、なんと詩に愛された人なんだなあ。こんな人が書く日記は、今だと立派なエッセイだな」なんて思ったりする。

彼の書く「詩神」に登場する神経質で不機嫌な詩の神は、もしかすると私のことも偶に気にかけてくれていたりするのかしらんなんて妄想したりする。さっき寝ぼけて母に言ったことだけれど、「私には常識も優しさも人情もないから、なぁんにも分かりやしないのよ」なんて言葉はまさにそれだ。

つい昨晩、メタルは創作をするに不向きだというツイートをした。Kpopの方がまだマシな文を書ける。メタルは人の神経を過敏にする。神経が余りに研ぎ澄まされてしまうと、手は止まってしまう。だから、女性の解放を歌うポップスの方が余程妄想を出力させるのだ。

だが、詩を読むのにメタルほど最適なものはない。全く不思議な脳内だと思う。