今日は、病院に行った。血液検査をした。また、血を抜かれる。
2日前の夜、家の近所で猫の声がした。子猫の声だった。初めは声がするだけで姿が見えなかったが、段々と人に慣れてきてくれたのか、姿を見せるようになった。
夜中の2時、エサを食べに来た。小さなメスのネコだった。私が直前でもまだ鳴いていた。
朝、6時。弟が「猫の声がする」というので、まさかと思って階段を降りると、勝手口の方から猫の声がした。
案の定、あの子猫だった。このままうちで飼うことは出来ないと何となく思った。
私に懐いたのか、身体をよじ登ってきたり、家の中に入ろうとしたり、網戸をよじ登ったりしていた。
九時ごろ、育ての親─Kさんの家に行って、猫を預けた。預ける直前、親指を噛まれた。
最後の最後に噛んでいった。なんてやつだよ。