物語は自分で

トウミイチヨ
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公開:2024/9/19

昔は年間200冊くらい本を読んでいたけれど、今は数えるほどしか読んでいない。

世の中も読書離れが加速しているとかで、本屋もどんどん減っている。

でも、私が本を読まなくなったのは、ほかの人とは少し理由が違う。

自分で小説を書くようになったせいだ。

小説を書き始めてから、小説を読んでいて、しばしば「自分ならこう書かない」などと思うようになった。

その小説のクオリティがどうだということではなく、あくまで自分の好みの問題だ。

それに、中には読んでがっかりするような面白くないものもある。

でも、自分で書けば100%自分の好みに書ける。

人が読んでどう思うかはともかく。

いい小説を書くにはインプットも大事だという。

つまり、たくさん本を読めと。

ただしそれは、プロを目指す人の話だろう。

私のように、ウェブのコンテストにも引っかからないような実力のない者は、ひたすら自分のために、自分の好きなように書いてもいいと思う。

現在私が小説を書いている目的の一つは、自分が読むためだ。

将来自分が読んで楽しむために、せっせと小説を書いている。

10万字ほどの作品は、書くのに2~3ヶ月かかっても、2時間くらいで読み終わってしまう。

だから、もっともっとたくさん書かなくちゃ。