昔は年間200冊くらい本を読んでいたけれど、今は数えるほどしか読んでいない。
世の中も読書離れが加速しているとかで、本屋もどんどん減っている。
でも、私が本を読まなくなったのは、ほかの人とは少し理由が違う。
自分で小説を書くようになったせいだ。
小説を書き始めてから、小説を読んでいて、しばしば「自分ならこう書かない」などと思うようになった。
その小説のクオリティがどうだということではなく、あくまで自分の好みの問題だ。
それに、中には読んでがっかりするような面白くないものもある。
でも、自分で書けば100%自分の好みに書ける。
人が読んでどう思うかはともかく。
いい小説を書くにはインプットも大事だという。
つまり、たくさん本を読めと。
ただしそれは、プロを目指す人の話だろう。
私のように、ウェブのコンテストにも引っかからないような実力のない者は、ひたすら自分のために、自分の好きなように書いてもいいと思う。
現在私が小説を書いている目的の一つは、自分が読むためだ。
将来自分が読んで楽しむために、せっせと小説を書いている。
10万字ほどの作品は、書くのに2~3ヶ月かかっても、2時間くらいで読み終わってしまう。
だから、もっともっとたくさん書かなくちゃ。