AIと仲良くなれない

トウミイチヨ
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公開:2024/11/28

AIを使って小説を書く人がいると知って、一時期自分でも試みたことがある。

何年も前から小説を書いていて、別に自分で書けないわけではないので、(前回書いたように)苦手なプロットくらい作ってもらえたらいいな、と思って。

でも実際にやってみると、なかなか思うようにはいかない。

さらっとしたお願いだけでは、本当にありがちな薄っぺらいものしか出て来ないので、「ここはこうじゃなくて…」と修正案を出してみても、何度やっても、薄っぺらさはあまり変わらない。

世にあるデータから抽出する以上、ありがちな内容になるのは仕方がないことなんだろう。

それでも、もう少しなんとかならないものかと執拗に食い下がってみるものの、どうしても「これだ」というものは出てこない。

あるいは私のやり方がダメなのかもしれない。

納得のいくものを作ってもらうには、多分相当細かく設定しなくてはいけないはずで、それなりの労力や忍耐力が必要だろう。

やっているうちに頭から煙が噴き出そうになって、これなら全部自分で考えたほうがマシだと思ってやめた。

そもそも楽したいからAIを使おうとしているのに、全然楽じゃないのだ。

AIを使って書いている人って、本当にすごいと思う。

そこまでAIを使いこなせる知識やセンスがあるなら、AIなんかなくても自分で書けるんじゃないの? なんて思うけれど、AIを使って書いた小説を読んだことはまだない。

今度探して読んでみよう。

ちなみに、遊びで自撮りをAIに加工してもらったら、何度やっても妙にアホっぽい顔になって、なんで? と思う。