私自身は書けないけれど、本格ミステリは好きだ。
もしもトリックが思い浮かぶならば書いてみたい。
ミスリードとは、例えば本当は犯人じゃない人物を、いかにも犯人っぽく怪しく見せる、言わば読者を惑わせる手法のこと。
以前、どんでん返しの結末の作品ばかりを集めた短編集を読んだことがある。
でも、その中には、登場人物を少女のように思わせておいて、最後に、実は老女だったとわかる、みたいなものがいくつもあって不満が残った。
ミスリードとどんでん返しは違うんじゃないかと。
1回くらいは、それを結末にするのもいいかもしれないけれど、複数の作家が、同じ本の中でやっている時点で、率直に言ってダサいと思ってしまった。
ミスリードはあくまで長編の中で使うものであって、それをメインにするのはどうかと。
私だったら、もっといいどんでん返しが書けるのに、なんてことは思わないけど、真剣に考えれば不可能ではないかも。
いつか挑戦してみようかな。