前回書いたように、自分の身に起こった出来事を書いてノンフィクションのコンテストに応募することにした。
文字数もバッチリで、すぐに最後まで書けたものの、より完成度を高めたくて何度も推敲した。
でも、楽しい出来事ではなかったので、読み返すたびに当時のことを追体験し、嫌な気分になった。
小説の作風とはかけ離れた内容なので、本当は「トウミイチヨ」とは別名で応募したかったのだけれど、重複登録は違反になるので、やむなくそのまま投稿した。
コンテストには応募したいが、あまり読まれたくないという矛盾…
前編、後編に分けて投稿し、完結にすることが応募条件なので、いつもならば1話ずつ予約投稿するところを、適当な時間に一気に公開して完結にしてしまった。
読まれたくないのと同時に、精神衛生上よくないので、結果が発表されるまではいったん忘れることにする。
そして、このために中断していた小説の執筆に戻ることにする。
自分の楽しみであるのと同時に癒しにもなる、私にとって心のオアシスのような小説だ。
そもそも小説を書き始めたのは現実逃避のためで、私生活が充実していたら、多分書いていなかったと思う。
辛いことがあったとき、いつも小説を書くことで救われた。
以前はほかにも趣味があったけれど、利き手の親指を傷めてからはパソコンでできることだけが残った。
お絵描きも好きだけれど、あまりうまくないので、やっぱり小説執筆が一番楽しい。