自分の作品がジャッジされるということ

トウミイチヨ
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公開:2024/9/8

初めての小説をコンテストに応募する前提で書いたとはいえ、別にプロの作家を目指しているわけではなかった。

たまたまそういう巡り合わせになっただけで。

でも、小説投稿サイトでは、特にカクヨムの次に使い始めたエブリスタでは、定期的に様々なコンテストが開催されていて、それに影響された。

もしも認められれば、書籍化やコミカライズの可能性があるし、賞金ももらえるし、自分の作品がそうなったらうれしいなと。

気軽に応募できるものから、外部主催の本格的なものもあって、短編から長編まで、いくつか応募した。

エブリスタをやめた後も、いろんなサイトで条件に合っているものを見つけて何度か応募したけど、それでちょこっとでも引っかかったことすらない。

途中経過を公開しているコンテストで、一度二次選考まで行ったくらい。

最近のコンテストでも一次止まりだった。

カクヨムのときと同じように、相変わらず、後になって「ここは場違いだった」と気づくこともあるし。

作品が拙いということを抜きにしても、それぞれのコンテストのカラーというのがあって、ちょいちょいそこを見誤ってしまう。

それと、私の作風は、どうも中途半端だ。

ラノベではないけれど、文学的というほどでもない。

ときにはエロティックな場面も書くけれど、そこまで振り切れているわけでもない。

今の作風で今後も応募し続けたとしても、結果は出ないだろうし、受賞する確信もなく作風を変える気にはなれない。

それで、応募済みの、今開催中のコンテストを最後にしようと思っている。

これからは、人の評価は考えず、自分のためだけの小説を書こうと思っていて、実際に書いている。

ただ、目標がないと、どうもモチベーションが上がらないし、イマイチ楽しくない。