きっかけは母の病気と…

初めて小説を書いたのは、数年前、母が最初に病気をしたときだった。

検査の結果がわかる日は、待ちながら、有栖川有栖の江上二郎シリーズのどれだったかを読んでいた。

江上シリーズは何度も読み返しているので、どれだったか忘れてしまったけど。

不安でいっぱいで読書どころではないんだけど、それでもなんとか気を紛らそうとして読んでいた。

で、母が手術をすることになって、その不安を紛らすために小説を書こうと思ったのと、ちょうどその頃、カクヨムが第1回目のコンテストを開催するところだと知って、挑戦してみようと思ったのだ。

今となっては無謀だったと思うけど、賞金がもらえたらいいなあと思ってw

記憶喪失の美少女が主人公の、「鏡の中の娘」という12万字超えの作品だ。

たいして読まれることもなく、たしか最終話のPVは1桁だったと記憶しているけど、数年後にエブリスタで公開したら、バズってジャンル1位になったりもした。

(現在は非公開)

あそこまでたくさん読まれたのは、それが最初で最後だ。

とにかく、その小説がきっかけで書く面白さに目覚め、次々に書き続けて現在に至っている。

その後、カクヨムでは自分の作風は場違いなことに気づき、居場所を求めてあちこちの小説投稿サイトを渡り歩くことになったけど。