以前、自作小説の登場人物について「高橋一生のイメージ」だと言われたことがある。
ちょっと、というかかなり意外だった。
その人物は、一途で純情なキャラクターとして書いたから。
高橋一生がそうでないとは言わないけれど(?)、自作の彼は20代前半の設定だったし。
別の作品の登場人物について、別の人に「よく行くイタトマの店員さんと被る」と言われたこともあるけれど、まあ、こちらはその店員さんを知らないのでなんとも言えない。
ともかく、そんなふうに自由にイメージしながら読んでもらえるのはうれしい。
それが小説を読む醍醐味の一つでもあるし。
ただ、私自身は、そういった当て書きのようなことはしたことがない。
頭の中のイメージを文章にしている。
主人公も脇役も悪役も、今まで書いた登場人物は、すべてオリジナルだ。
たまに、この人物は芸能人にたとえると誰だろうと考えてみることはあるものの、当てはまる人が思い浮かんだことはない。
その人物のイメージを、文章だけでなくイラストにしようとして頑張ったりもするけれど、あまり上手くないので表現しきれていない。
AIに描いてもらおうとしたりもするけれど、これもなかなか難しい。
もっと絵が上手だったらなあとつくづく思う。
もしもそうだったら、小説ではなく漫画を描いていたかもしれない。
ところで、最近は、なぜか平和な(?)BLばかり書いているけれど、昔のようにサスペンスを盛り込んだ作品も書きたくなってきた。