舞台挨拶付き上映が観れました。
吉川監督が「長谷さんに取材を申し込んだ時に『自分には家族もいないし、恋人もいない。どんな風に描かれても喜ぶ人も悲しむ人もいない。だから取材してもらっていいよ』と言われたことに衝撃を受けてなんとしても長谷さんの人生を映像に残したいと決心した」と話してたのがわたしも衝撃を受けた。
誰にも打ち明けられなかった長谷さんが梅田さんと出会ったことで広がった世界がすごい楽しそう…その一方で突然の別れ…「梅田さんが亡くなったことに今でも腹が立つ」と何度も言ってたのが印象に残った。せっかく出会えた、自分を出せる仲間だったのにそのつらさは相当だっただろうと思う。
ボーンさんとも出会えて良かった。ボーンさんが「早くにカミングアウトできてたから異性愛の友達もたくさんいる」と言っていたのにはなるほどなと思った。長谷さんからの手紙に涙ぐんでるボーンさん。出会えてよかったな〜
薔薇族の編集長さんはゲイではないけど、「弱い立場の人たちをそのままにしておけない」という強い意志を持ってて、こんな人もいるんだ!と思った。なんというか、わたしも、今日だって当事者でないのにこの映画観に来ていいんだろうか?と思っていたので。(女性客も結構いた)
つらい時間も長かっただろうけど長谷さんがこうして今元気に生きておられて、「みんな長生きしてくださいね」と言ってくれたことで生きる元気が出た。お話が聞けてよかった。
パンフに長谷さんの詩なども載ってて良かった。舞台挨拶でも笑わせてもらったし、本当に良い言葉を使われる方だな〜