
ポスターがかわいい雰囲気だし、よくあるドタバタラブコメ系かな?と思って特に気に留めていなかった作品なんですが…逆にかわいいラブコメだと思わせといて油断させる手法なのかもしれない(?)
いわゆるフェミニズムっぽい用語とか使わずにここまでストレートにフェミニズムを描いてる映画あったんだ!とびっくりした。正直泣いた。両隣のお姉さん達も泣いてた。
自分の村の名前も行先の村も覚えてないプールが少しずつ仕事を覚えていって、初めて自分で作ったお菓子で稼いだお金を手にした時の輝いた顔…
マンジュ本当に…ありがとう…影の主役でもあるのでは?出会ったばかりのプールにバシッと「”ちゃんとした女性”というのは”詐欺”だ」って言ってくれたの良かった。こんなこと言ってくれるお姉さんが世界にはもっと必要です。「甘いものを口にするほどめでたい人生じゃない」と言っていたマンジュが最後には甘いお菓子を食べたシーンめっちゃ良かった…
ジャヤは最初は怪しい感じだったけど一番頑張ってたのは彼女だった。すごく頭の良い人だ…ジャヤと家の女性達の会話も良かった。姑と友達になれるかな?みたいなとこ良かった。そうなんだよ。みんな友達になれ。ご飯の話もよかった。レンコンのサブジ、家族が食べないから作らなくなった、もう自分の好みも忘れちゃったという話。最後はジャヤに持たせてくれて…(パンフにレシピが載ってたの嬉しい!)ディーパクの友達に想いを寄せられてたけど結局そのまま別れたのもよかったな。伝言ゲームして自分で伝えられないの笑った。でもいい奴だったな…
警部補が最後良い感じにおさめてくれたのさすが汚職警官だなwいいキャラだった。 でも前妻の焼死を取引材料としている点については完全に善人というわけではないのもまた複雑なところだな〜
プールは結局結婚生活に戻るんだけど、ディーパクは多分プールを尊重してくれるんだろうなと思ったしプールもちゃんと自立できると思うし、回想での告白シーンがかわいくてニコッ…となったので幸せならOKです。
インド映画って女性蔑視を強く感じるものが結構あったりして、お国柄的にそういうものか…と思っていたんだけど、そんなインドでこんな映画があるんだとかなり衝撃で嬉しくなっちゃった。頑張って生きていこう。

レンコンのサブジさっそく作ってみた。おいし!