一人称と散歩の話、日記

沙良
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 どうにか言葉を出力したい。考えていることの全てが伝わらなくとも、なんとか言葉に表してみたい。しかし今の私にはその気力がない。いや、気分じゃないだけかもしれない。それなのに何か文章は書いていたい。とりあえず思いついたことを書いてみる。

 そういえば、私は僕という一人称が好きだ。なんだか素朴な感じがする。言葉の音につられているだけなのかもしれないけど。

 僕というと、なんというか、真摯な感じがする。自分にも他者にも真摯に向き合っているような。普段人前で話すときは私と自称する人が稀に僕という一人称を使うとき、私は少しだけその人に惹かれる。距離が縮まったような、ちょっと素の自分を見せてくれたかのような気になる。真意はわからない、勝手にそう感じるだけ。

 私もたまには僕って言ってみようかな。書くときの一人称も僕にしてみようかな。ここでは性別を明かしていないけど、どう思われているんだろう。文章に何か違いは表れるんだろうか。別に性別を隠しているわけじゃないけど、少し気になる。

 そうだ、今日は久しぶりに散歩した。でも特に感想も書きたいこともないような気がする。

 今の僕には目的地のない散歩は苦しい。だから徒歩10分ほどのパン屋さんに行くことを目標にした。コンビニに行くと何が食べたいかわからなくなるが、パン屋さんだとましだった。なんとなく甘いものより惣菜パンが食べたいことがわかった。夕方だからかタイムセールをしていて少しお得だと思った。今度はもう少し明るい時間に外に出たい。いや別に外出したいわけじゃない。ただ、そうした方がいいだろうと思うだけ。

 明日はどうしよう。

@tozuki_10
気楽に、ひっそりと書く場所。好きなものの話や日々の記録など。