せらと言います。本を読むことや美術館、博物館が好きです。あと旅行、旅、というか、遠征? も。隙があるとすぐじゃらんを検索しております(そんなによそへ行きたいくせに、しょっちゅう迷子になっては「せらぴーんち!」と叫んでいる)。好きな傾向としては、翻訳小説、海外詩とか。イエーツ、ウィリアムトレヴァー、スイフト、デュマも好き、マークトウェイン、オースターも。小説は、モンテ・クリスト伯、ダブリン市民、指輪物語など。妖精譚、魔法譚が好きです。美術館、博物館なら、国立民族学博物館(みんぱく)、神戸市立博物館、国立西洋美術館とか。あとケルトの渦巻き、組紐模様が好きです。アイコンの模様はケルト三大写本の一冊、リンデスファーンの書から。
2023年10月までに読んだ本で良かったのは『慈しみの女神たち』(ジョナサン・リデル)、『天使はポケットに何も持っていない』(ダン・ファンテ)、『辮髪のシャーロックホームズ』(トレヴァー・モリス)、『哀惜』(アン・クリーヴス)、『デイゴ・レッド』(ジョン・ファンテ)(ダンファンテの父上だ)、今日の記憶ではこんな感じで。展示は、春にあった東京都美術館でのシーレ展、国立西洋美術館の企画展『悪いものたち』、みんぱくのラテンアメリカの民衆芸術がよかったです。永遠のローマ展も見たい。
やっぱりこの展示が印象的かな。新型ウィルスで東京に行けなくなってから三年経って、ようやく出かけられたのがこのシーレ展、という感慨を噛み締めつつ(がむがむ)。
一番気に入った、というか、気になって、何度も戻って来ては見返したのが、シーレの絵じゃなくて、なんと写真でした。こちら↓ 左に写っているのがシーレの代表作『死と乙女』で、これがもう、ものすごく印象的でした。シーレのアトリエでの撮影なのだから、描いている途中の絵があっても何も不思議はないんですが、“このひとが描いた絵なんだな” と改めて思ってしまった。
この遠征のお供本が『慈しみの女神たち』で。この本と図録でおそらく3、4kgはあったんじゃないかと。そして、読んでいる本がこれなので、展示を見ている間中、ずっとあのちょび髭の独裁者はこの絵を見たのかなあ、などと頭から離れなかった。今、わたしが見ているこの絵の前に、あの独裁者も立ったのかな、と。
展示を順番に見ていて、目の端に入って、正面から見る前から「あ、これ(きっと)やべ」となったのがこちら↓。『菊』
ひとの世に咲く花ではない、みたいな。
と、こういうことを記録していこうと思います。