PM 11:30
ホットアイマスクを外して時計を見ると、全然時間が経っていなかった。寝れない。トコジラミ対策のために部屋を明るくしていたせいかもしれない。しかし、このおかげで、しずかなインターネットに向かう時間が出来た。とはいえ早く寝よう。
AM 0:30
ね、寝れねえ!
足のだるさが半端なく、古傷が痛み始める。古傷が痛みってなんなんだよ。Spotifyでヒーリング音楽を聞くも、すぐ目が覚めてしまって全然効果がない。結局、旦那に寝かしつけてもらった。いつもありがとう。
AM 5:30
そうなるかな、という予感はしていた。アラームは7:30なのに、目覚めはきっと6時前だろう。もう少し万全の状態で今日を迎えたかったのだが、勝手が分からぬ土地ではそれも無理か。
もそもそとトイレに行き、一応カバンをチェックする。財布、本人確認書類、スマホの類は大丈夫そうなことを確認。仮眠しよう。
AM 7:30
……仮眠なんてできるはずなく。いや、分かっていたんだけどな。どうせ眠れないなんてことは。
起きたらお腹が空くだろうと、念の為買っておいたドーナツを食べて、身支度を整える。虫除けスプレーをこれでもかとかけて、Notionに保存してあったチェックリストと照らし合わせながら、荷物をキャリーに仕舞っていく。
荷造りをしていたら、出るには丁度良い時間になった。
AM 9:00
昨日もお世話になったCrosta新大阪にキャリーを預けた。その後、LINE PayよりPayPayのほうが便利だと気付き、セブンイレブンのATMで残高を移す。多めに移しておけばよかったと後に後悔することになる。
AM 10:00
フォロワーと合流し、今回観に行く舞台――ミュージカル「刀剣乱舞」の会場へと向かう。やはりまだ電車や地下鉄のシステムには慣れない。フォロワーや駅員さんに助けられながら現地を目指した。
目的の駅を出ると、会場はすぐそこだった。チケット持ちは10:00からグッズを買うことができるのだが、同業者と思しき女性たちが既に数十人居た。私のリアル知人に同担が居ることはあまりないため、久しく見ていなかった自分以外の同担(と思しき方々)が、私の目には珍しいものとして映った。こんなに居るのか、同担。それはそうだ。私の推しは2振りともかなり人気の刀剣男士なのだから。中にはとても格好いいマダムの同担もいて、自分の推しの凄まじい人気を感じて誇らしくなった。
さて、物販だが、フォロワーは事前にペンライトを購入できなかったので、目的のものを購入しに行った。私はグッズには興味無いはずだったが、やっぱりつい欲しくなって、結局パンフレット等を買ってしまった。PayPayに残高を残しておけば、あれもこれも買えたのに。ちなまないが、欲しかったものは後に売り切れていた。
会場に入れるまでは時間があるので、私たちはカフェへと入った。
1階にはカフェと観葉植物のショップが併設されており、とてもお洒落な店内だった。
もちろんカフェの料理も、とても美味しかった。タルティーヌという聞きなれないフランス料理を食べたのだが、どうやらフランス式オープンサンドイッチのことらしい。これを書き留めていて初めて知った。日替わりの具が、私の好きな食べ物ばかりだったので、丁度良かった。
PM 0:00
腹ごしらえを済ませて、会場へと戻る。物販で訪れたときよりも人が多くて圧倒された。私は葵咲本紀のときの、それも物販のときのことしか知らないため、現地の雰囲気=物販時しか知らないのだが、同業者は聞いているよりもかなりマナーが良く、私の方がマナー違反をしていないかどうか、かなり不安になり、背筋が伸びる気持ちになった。
入場し、自分の席を確認する。フォロワーから「10列目以内だから、かなり近い席」だと聞いていたのだが、予想以上に近い席で、震えが止まらなくなった。行こうかどうか迷っていたが一応トイレを済ませ、もう一度席につく。近い。私は持ってきた眼鏡をかけた。やはり近い。動揺した。
PM 1:00
前説が終わり、ミュージカル「刀剣乱舞」の1部が始まった。観劇の内容や感想はまた別の日記で書こうと思う。だから今は――
「私は夢を見てきた」とだけ言っておこう。
PM 4:30
観劇の後は若干震えが止まらなかった。自分に沸いた、名を付けられない感情を受け止めるので精一杯だった。同行していたフォロワーが別のフォロワー(私は初対面どころかSNSで繋がっていない方である)と会うので、ご一緒させてもらった。いつもなら私も名乗るのだが、今回は上記の通り、まともに挨拶できる状態ではなかった。本当に申し訳無い。
一度、新大阪駅でキャリーを回収し、大阪駅に向かう。ここまで付き合ってくれたフォロワーには頭が上がらない。少しの土産物を購入し、パン屋で腹ごしらえして、フォロワーに別れを告げる。
駅員を頼り、案内に従い改札を通る。気付けば、辺りは暗くなっていた。
PM 10:30
家に着くなり、服を脱ぎ、荷物を出す。弟が気遣って夜食や風呂の支度をしてくれた。母曰く、私が不在で寂しがっていたらしい。いくつになっても、かわいい弟だ。
弟は、夜遅くまで私に付き合ってくれた。私は夜食を食べながら、いろいろと自分の中で整理をするように、旅の思い出を弟に話した。話したいと思うくらいに、とても良い旅が出来たのだと思う。
たびのおわりに
……うん。とても……とっても、楽しかったよ。
おまけ
以下、バカの感想。