最近、また妙に記録欲に駆られている。
先日の自分の記録や他人の手帳を見てしまったせいだろう。作品を作り上げるかのように、紙にいろんなことを記録しておきたい。未来の予定に舞い上がったり落ち込んだりしたい。そうして時折、過去のページを捲りながら、「あんなことがあったな」とか「こんなことがあったな」という記憶の引き出しを開け閉めして楽しくなりたいのだ。
とはいえ、いつ手帳に飽きるか分からない。一番使いやすかった無印良品の手帳を買おうか迷ったが、あいにく、8月始まりの手帳しか無いらしい。いや、この時期に8月始まりがあるのはありがたいのだが、私は今まさに手帳を使い始めたいのだ。
というわけで、やらないといけないすべてのことを放り投げて、私は自分好みのリフィルを作ることにした。
材料はコピー用紙とコピー機、あとはカッターナイフとカッターマット、ステンレス製の定規。6穴であれば1穴パンチと前に使っていた不要な手帳リフィルが必要になる。2穴であれば2穴パンチで済むので、作業が楽になるのだが、使いたい手帳バインダーが6穴なので、仕方なく6回穴を開けることにした。
まずは、Canvaで見つけた素敵なテンプレートを、自分が使いやすいようにPowerPoint(正確にはWPS Presentation)で編集。
更に、PowerPointからWordファイルのバイブルサイズ用テンプレートにコピーペーストして印刷。
両面印刷したコピー用紙をカッターナイフで出来るだけ綺麗に裁断。不要な手帳リフィルの穴を頼りに、1穴パンチで穴を開けていく、という簡単で繊細な作業だ。
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写真だとちょっと分かりづらいが、初めてにしては、なかなかよくできたのではないかと思う。元のテンプレートが良かったのだろう。Canvaはこういう素材を無料で配布してくれているので助かる。
これまでの経験から、ウィークリーレフト式が一番使いやすかったので、ウィークリーレフトと同じレイアウトとした。一般のレフト式と異なるのは、右ページに「ウィッシュリスト」と「今週のタスク」を書き込むところを盛り込んだ点だ。これまでいくつか手帳を使ってきて、毎週欄を作るのが面倒でやめた記憶がある。それなら最初から印刷してしまおう、というアイデアに基づいて生まれた機能だ。使い心地は数日試してから評価するものとしよう。
ちなまないが、穴を開ける方向を間違えて、十数枚くらい紙を無駄にした。それでも半年分くらいは作ることができた。これがいつまで続くかは分からないので、日付入れは3ヶ月分のみとした。
そして、ここまでリフィルを作ってから気付いた。マンスリーページを作り忘れたのだ。丁度使っていなかったセリアのマンスリーフリーリフィルがあったので、それを使うことにした。
やはり、無いものは自らの手で作るに限る。とても面倒だが、作るという作業はとても楽しい。他にも、ハビットトラッカーとか、100のリストとか、かゆいところに手が届くページも作りたいとぼんやり考えてはいるが……今だけなんだろうなあ。