今朝のはなし
朝、目が覚めて、しずかなインターネットを開いた。
なんとなく、知らない人の日記を読みたくなって、Blueskyで「sizu.me」を検索する。すると、何もしていないのに、何故か「ユーザー認証エラー」が起こった。
あれれ、困った。不具合か?
5分くらいログイン再試行を繰り返すも、ユーザー認証エラーのままだ。私は、なんとも名状しがたい危機感のようなものを覚えた。せっかく見つけた秘密基地が取り壊されるかもしれない、という恐怖に駆られ、公式の問い合わせフォームを調べた。不具合報告のページはきちんと用意されていた。Googleフォームに、動作環境や不具合の発生日時を打ち込んでいく。不具合状況も報告しなければならないため、どんな表示が出ていたか、確認のためにもう一度不具合を再現しようとしたら……何故か治っていた。
んん? あれは一体何だったのだろうか。まあ、治ったならいいのだ。焦った。
クロッキーのはなし
私は平日(というか出勤日)の朝、必ず「クロッキー」をするようにしている。
朝にクロッキーをやるようになった明確なきっかけはあまり覚えていない。こう言っては何だが、私は大の面倒くさがりである。結果としての「頑張った」は嫌いではないが、「頑張れ」とか「努力」とか、そういう言葉はあまり好きではないし、縁もない。だから、きっと「続けるなら朝やることを習慣付けた方が続くだろう」とかいう単純な理由で始めたのだろう。
制作とかの兼ね合いで空白期間は無くもないが、この朝のクロッキーは、大体2年くらい続けている。飽き性で三日坊主の私が2年も続いているのは奇跡だろう。同じくらい続いたのは、毎日夢小説を日記のように書くことと、ほぼ日手帳くらいか。前者は2年と半年、後者は1年とちょっと。やはり、クロッキーが続いているのは、私の中で奇跡と言っても過言ではない。
「効率よく人間を上手く描けるようになりたいから」とかそういう不順な動機もあって始めたクロッキーだが、最初はなかなか続かなかった。単純に、自分がいかに下手であるかを思い知らされたからだ。
上手に描けなければ、というか、自分の頭で描いたものが再現されなければ、絵を描く作業は面白くない。私はいろいろ調べて絵を描きまくった。
続けていくうちに、「あ、これ、面白いかもしれない」と思い始めた。私は非言語化された領域で「こうすればもっと良くなるんじゃないか?」というのを考えることが割とある。プロや上手い人の動画を見たり、参考にしたりして、最近、私はついに、30秒で素体を描くことができる程度の領域へたどり着いた。
最近の朝のクロッキーは、体調やモチベーション、その他のモニタリングとしても機能している。集中できなかったとき、上手く描けなかったとき、何が原因なのかを直感的に把握し、記録するようにしている。データが集まれば、天候や体調の分析も簡易的にできそうだ。
90秒でドローイングできれば、10体描いても約15分しか時間がかからない。30秒なら約5分だから、あまり時間を取らずに簡単にドローイングを行うことができる。これには一応効果もあり、簡単な人体であればささっと描けるようになったり、単純に、描くのが速くなった。
……という話を、コミッションで使っているXfolioのファンコミュニティで詳しく書きたいとずっと思っているのだが、これがなかなか書けずにいる。「クロッキー」の話と、「Xfolioのファンコミュニティを書きたいが億劫」だという話は、また今度するとしよう。
ところで、全然関係のない話なのだが、実は私の好きな芸能人の一人に「黒」から始まるお方がいらっしゃる。クロッキーの話をすると、どうしても彼の名前が予測変換でちらついてしまい、なんだかこそばゆい気持ちになってしまう。彼の話は、とある付喪神様の後に話そうと思っているので、これもまた、別の機会で。