お手紙ありがとう
昨日、自動的にスリープモードになってしまうという日記を書いたところ、通りすがりに読んで共感したというお手紙が届いた。
お手紙、ありがとうございます。共感していただけて、やっぱ私だけじゃないんだな、って、ホッとしました。
交わる一瞬の時を駆ける
久々に絵を描いていた。
いや、絵は毎日描いてはいるのだ。ただ、なかなか完成しないというか、人に見せることを考えた絵が描けないな、という状態に陥っている。なかなか1枚を仕上げるまでにいかなくて、ああでもない、こうでもないと、ラフイラストばかりが溜まっていく。
落書きを下描きにすることもできなくもないのだけれど、構図というか、画の構成が私の中で面白くない。「つまんねーなあ」と思った途端に、やる気を無くしてしまう。そうして、だらだらと時間を消費してしまいがちだ。
そんな中、ちまちまと描き進めていた二次創作イラストが8割方完成した。旦那や理解ある友人と予定しているオンラインセッションゲームで使用する立ち絵イラストである。先日の観劇経験が良かったのか、はたまた充電期間に私の中で燻るものがあったのか、とても良い出来となった。
やっぱり、私はアニメタッチなイラストが好きなんだよなあ、と自覚する。洗練された線画、シンプルな塗り。それらは誤魔化しの効かない「美」を演出する。昔からデッサンが苦手で、更に現実を思わせるような筋肉質な絵が苦手だったが、最近は肉感のある描写も嫌いではない。だから、ここ数年は参考資料として3Dモデルや俳優、その他人物写真なども参考にするようにしている。
2次元(ゆめ)と3次元(うつつ)が私の筆によって画面や紙の上で交差し、己の幻が現実のものとなる瞬間。これが最高で、たまらない。特に自分の描きたかったキャラクターや、推しキャラクターを理想通りに、そして私の好むテイストで描くことができたとき、私は己の生を強く感じる。
――私は夢と現実を自分の手でひっくり返す瞬間のために、生きているのだ。