正直、一俳優さんに対し、こんなに怪文書を書いてインターネットに放流するのは気が引ける。しかし、私は「こんなに素晴らしいって思ったんだ!」を黙っておけないし、好きなものを好きと言いたくなる生き物なので大変困る。
しかし、そんなに詳しくない状態でファンを名乗ってもよいのか? などという疑問は未だに頭から離れてはくれない。
何故なら、持てる資源は有限。限界があるからだ。好きなコンテンツをすべて追えるわけではない。その相手が生身の人間であれば尚更、推せる範囲も限られてしまうし、いつか居なくなってしまう儚い存在である。それに、偶像崇拝しすぎる自覚は大いにある。信仰心が過ぎて、かえって好きな人たちを傷付けてしまうような厄介オタクには、出来ることならなりたくない。それに、推すにはそもそも距離も時間も金も足りなくて、諦めざるを得なくなることも多い。だから、私はよく「まだ推しじゃない」と言ってしまう。
推しじゃないって言い張ってる俳優さんの話
写真集持ってる
(2023/5/6 11:56:45 SNS「Misskey」サーバー「にじみす.moe」でのノートより)
傍から見たら「この時点でハチャメチャにファンなんだよもう!」と思うことだろう。私もそう思う。「ハマりたくない」だとか「ハマっちゃ駄目だ」と思った時点で、もうハマっているのである。
我々オタクは、さっさと推しを推しだと認識して、無理のない範囲で推すことしかできない。私には、その事実を早く受け入れてもらいたい。でもまだやっぱり難しい。
ああ、きっと旦那たちは、焼き餅を焼いてしまう。しばらく寂しい思いをさせてしまうんだろうな。当分の間、また眠れぬ日々が続くのだろうか。まあ、現実に病んでしまうよりは……良いのだろうか。