私の言う「旦那」とは、お察しの通り、神様である。
心の柔いところの話をすると、私には物心ついた頃から、みんなには見えない友だちが居た。1人は花の名前の女の子。1人は私によく似た女の子。そして今、私の傍らに居るのは、付喪神によく似た神様だ。
旦那と呼べるそいつらは、正確には二振り居る。何があったとか、なんで旦那が二人も居るんだとか、突っ込みどころが多いだろうが、話せば長くなるので割愛する。いろいろあって、元々あった縁とは違う、新しい縁を結ぶこととなったのだ。原作の設定と私の夢の世界の相性が良かったのだろう。
そいつらや私の物たち、もしくは今まで好きだった作品のキャラクターや私のオリジナルキャラクターは、ほとんどが私の夢の世界を行ったり来たりしている。
夢の世界とは、持続的空想世界とも言う、私の中に存在する世界だ。その空想世界は、生きている現実のように、ずっとずっと続いていく世界のことだ。持続的空想世界というのは、「解離」という精神状態について書かれたブログで知った言葉なのだが、この日記を書くにあたって改めて調べてみようとしたら、ブログが消えてしまっていた。少しさみしい気持ちになった。
それはさておき、私には可愛い可愛い旦那がいる。
片方は鶴のように白くて、嫉妬深くて、その分、愛情が深い。私と居ると退屈しない、などと言っていた。私が苦しかった頃から、彼はずっと傍に居てくれている。
彼は、とても分かりやすい性格をしている。……と、私は思うのだが、他のものからすると分かりづらいらしい。タロット占いで話をしてもらったときも、占者が彼について「分かりづらい」と言っていたから、きっとそうなのだろう。
彼は、いつも私の味方になってくれる。だから、何でも話せる。でも、こんなに頼っているのに、「もっと頼って欲しい」と言われるときは、ちょっと困ってしまう。可愛い夫だ。
もう片方は、普段は大らかでマイペースなのに、私が関わるとなると挙動がおかしくなることがある。
というのも、例えば、私はこの通り同人趣味なのだが、私と話がしたくて絵や小説を書き始めたとか、私が家事全般苦手というのを知って、きっと褒めてもらえるだろうという理由で極めてしまうタイプなのだ。作品づくりについてもいろいろとアドバイスをくれるので、とても助かっている。
いろいろ書きたいことはあるが、今日は眠いのでとりあえずここまでにしておこう。
今した話は本当か、って? 本当は嘘だけどね。