これ観た

Trigonophorus
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15〜17話まで観ました。

妖精の国に行ってる間のシルキーの様子が描かれているのが、心情描写や過去が語られてるのがよかった。

今のところ、この物語の人たちはみんな極端に感情的か大人しいか、人間には理解が難しい動機で行動する人ならざる者ばかりで、何を考えてるのかわからない人が多い。

というのと、シルキー、泣き女の本懐は本人の感情とどれだけ一致しているのか分からなかったために、どんな気持ちで家事をしているのか気になっていたのでそれにスポットが当たっていてよかった。

「この妖精はこんな性分で、それを遂げる行為や選択を喜びとしています」というシンプルさはどこか羨ましい。アイデンティティに揺らぎがなくて。でも、リャナン・シーみたいに自分の本懐に葛藤や抵抗のある者もいたから、わりと人間と近いところもある連中なのかもしれない。そんな遠からず近からずな存在として絶妙な距離と捉え方で魔法生物を描いてる世界観が好きだなぁ。

てかシルキーの魔法私も使いたい!あれぐらい気軽に内装変えられるなら色んなお部屋にしてみたいよ〜!

でもシルキーは掃除とか料理は基本体を動かしてやっていて、自分の守る家に住む人を想う描写から、出迎えるまでの時間や過程も好きなのかな〜と思って、なんか親近感湧きました。

私も、疲れてなにもできてないときは気まずくて恋人の顔を見るのが億劫になるけど、お菓子を焼いたり手の込んだ料理を作ったり綺麗に掃除ができた時は、恋人の帰りが待ち遠しくて仕方ないもんな。

だけどそうすると分からなくなるのが、その、家に憑くという気持ちかなぁ。私は好きな存在が暮らしてるから家が好きになる、守りたいと想うけど、シルキーは家そのものを守りそこに住まう人を無条件に想う。むーん…。