最近YouTubeで飯の話から精神の話まで色々観るのですが、ものによっては途中離脱や結果だけ観て離脱します。
なんですけど、山田玲司さんの動画が面白くて最後まで見入っちゃいました。
岡崎京子さんはヘルタースケルターとリバースエッジしか読んだことないんだけど、こんなに鮮烈なデビューと言う他ない環境だったとは思わなんだ。
確かに、鼻ぺちゃでソバカスの女の子が平和な世界で愛を手に入れてる横で全身整形サイボーグのマネージャーを縛り付けてローター責めにする女が怒号のような悲鳴を上げ続けてるんだもんな。
きっと純白レースのパンツを履いていて、ふんわりとしたパニエ入りのワンピースでそれを奥ゆかしく隠して佇む田村ゆかりの横で、ミドリが金色のパンツをモロ出ししながらデストローーーイ!!!って叫んでるようなもんだよ。
これは革新だっただろうし、派閥生まれたろうな。
私は幼稚園から成人に至ってもずっといじめられていて常に不登校気味のスクールカースト最底辺、三枚980円のパンツのクロッチに乾いてカピカピのおりものが張り付いてそうなオタク女共にさえ一緒にされたくないとハブられてきた女なので女の世界のことはあまり知らないのだが、どうも強い女ってイマイチ定義が分からないし、ぶっちゃけると苦手な言葉である。
男に媚びないファッションや言動が強いんだって言いますけどね、たった一人の好きな男の愛を手に入れるために自分のこだわりや感情さえも氷漬けにして忍耐や努力を自らに課し続けることだって強くなきゃできないですよ。と、ヤンデレ女的には思う。
だし、「男に媚びない意思表示のために強い女たる選択肢をとっている」ってのは厳密に言うと自身の解放じゃあないわけで。
逆に、「ほ~ら!こんなメイクと髪色、怖いでしょ!ピアスも開けちゃう!へへーん、どうだ!可愛くないでしょ?参ったかー!」っていう反抗期のガキ的なプリティーさが際立ってしまうのでは…!?
だし、そんないちいち強がらなくてもナメた態度とるヤツは何があってもナメてくるし、こちらが緊張するぐらいいつでも丁寧な人もいますよ。それは男女関係なくね。
だからね、あのね、「なんかサバサバしてるってよく言われるんだよね」とか満足そうに言うのやめなさいとりあえず。面と向かっては「やっぱり○○さんはカッコいいなぁ✨」って言ってあげるけどさ、内心「まーた隣のチワワ通行人に吠えてるわー」としか思ってないからね!
それすらも折り込んでツンデレキャラとしてやる分にはかわいいので大歓迎だけど、「強くてサバサバなあたくち以外の女はみんな雑魚でしゅ!」みたいな陰口で同性とだけ群れて盛り上がってる感じは、性的魅力のない人って大変だなぁという評価にしかならんのでやめたほうがいいよね。
とまぁ、漫画の話から個人的な自サバ女への愚痴になってしまったんだけど、
私は女性漫画家なら岩岡ヒサエさんが好きです。
優しく柔らかなタッチから繰り出される、人の心の歪みさえ冷静にふんわりと見つめているような描写の物語やキャラクターたちの会話は、女性として社会生活を送りながらクールな一面も持つ人にしか出せない空気感だと思っていて、私はそれくらいの温度が好きです。男と女のどっちが強いか弱いかなんてどうでもいい~。