離れがたかった。
弱い私を正しさから守ってくれた。
だけど、私が正しくなろうと立ち上がったとき、守ってくれたように思えてた全てが肌を刺し、痛くて、疎ましくなった。
だけどまだ好きだった。
いつか友達になれるんじゃないか、そんな諦めきれない自分がいた。
でも好きなところを探そうとすればするほど、自分の中にある嫌悪の輪郭を掘り起こす作業にしかならなかった。
何度も何度も振り返っていたけど、もういいか。もういいな。
あの人も、あの人も、あの人も、あの人人人…みんなにさようならしなくちゃ。
きっとこの先出会う新しい何かとは、むちゃくちゃ幸せに楽しく過ごせるかもしれないのだから。
何を言われても泣かないで、前を向いて、自分を決して見捨てずに進もう。