改めて氏の作品に触れて思ったけど、なんていうか、自分とは違う世界のオタクに対してあれこれ言うのはもう辞めようかなと思いました。
不健康なものや歪な性癖による創作物を愛好したり破滅的な世界観を表現できる自由もまた二次元の良さで、それが肌に合わない私の感性は、彼を始めとする闇のコンテンツのお客様ではないというか、お呼びでないのですよね。
かといって私も超健全かと言われたらそうじゃないんですけど…。その、微妙なところなんですよね。あんまり明るいのも苦手だし、エログロナンセンスも嫌いだし、光でも闇でもない、夕暮れとか朝焼けぐらいの肌感覚であると自分で思います。
だから、光のコンテンツを見ると腐したくなってしまうし、闇のコンテンツを見ると異議を申し立てたくなってしまう。これは良くない。"違う"ことをわざわざ「違う!」と言いにいったところで何も生まれない。虚無です、虚無。
てか、「救いたい」という気持ちはかなり暴力的で傲慢ですので、そういう感動ポルノのオナペット役を押し付けるような感情をどうしても抱いてしまう私のような人間がは、踏み込んではいけない世界だと思ったんですよね。
不幸な人は、私の「これで悲しい人はいなくなったんだ、よかったね!」という欲を満たすために存在する道化なんかじゃない。
不幸も苦しみも痛みも全てその人だけのもので、全て失くすかそのまま抱き続けるか、その落とし所や結論は本人が下すものだわな。
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友達がいなくて、嫌われ者で、家でも一人ぼっちで、いつからだろうか、そんな自分は誰にも理解されないと意固地になってたんだよね。
でもそれは思い違いで、環境と運が悪かっただけだった。
私の林檎は黒くはない。
私はここにいるべきではない。