最近読んだ本とか

最近読んだ本とかのはなしです。

  • null-geist

    鈴木捧 蛙坂須美 ふうらい牡丹

  • para-ghost

    鈴木捧 ひびきはじめ 高田公太

    鈴木捧の『現代奇譚集 エニグマをひらいて』が良かったので他の著作も!と思いKindle Unlimitedにて。null〜のほうはおなじみの蛙坂さん、para〜のほうにはおなじみの高田さんが寄稿しており満足な読み心地でした。怖いに特化しているかといわれると微妙なところだけど、さくさく読みやすいのは間違いない。なんとなくだけどひとりひとりの文体とか感触の違いがわかってきたかも……?? 鈴木さんはわりとぱきっとビジネスっぽい感じがあり、蛙坂さんはもう少し柔らかいかんじ、高田さんが一番怖いものを書こうとしている感じがしました。いや知らんけど。なんとなくそんなイメージ。

    Kindle Unlimited入っているならぜひ隙間時間に読むと良いと思います。電子書籍も進化してきたなあとちょっと思いました。紙ではなく電子のみの個人出版みたいなのが今後増えていくのかもですね。

  • 生活保護特区を出よ。

    まどめクレテック

    漫画。友人が読んでたので読んだらすげえ話だった。これはねえどちらかといえば何も前情報なしに読んで欲しい漫画ですね。絵で敬遠する方もいるかもだけど、とにかく世界の作り込みと人々の描写の解像度が高すぎる。100万画素くらいある。もしかしたら最近のカメラはもっと高性能かもしれないが。主人公の人格の作り込み方が半端なく現実を思わせてくるのがすごい。iPad貸すから読んで……。今度新刊出るそうです。

  • 悪役令嬢の中の人

    白梅ナズナ まきぶろ

    漫画。いわゆるなろう系に属する恋愛ゲーム世界の悪役令嬢転生して人生やり直しするやつ。まあ正直にいうとめちゃくちゃ舐めてました。同じような設定のものがごまんとある上にだいたい話は読めるしスローライフだろうが冒険譚だろうが現代知識でチートだろうが悪役令嬢ものだろうがナーロッパだろうがまあそれはそれは読んでもいないのにあらすじだけでお腹いっぱいですわ〜! と思っていました。ごめんなさい。これめっちゃおもろいです。原作の方は手をつけていませんが、この作品でひねってるのは元々の人格(ゲーム世界生活者)がきちんと存在していて、転生者(現実世界で死亡)の愛情と善性によって一方通行ではあるものの自分の中の他者(と言っていいのか微妙ではあるが)への愛情をしっかり持つことができたこと。とある出来事で意識交代をするのですが、主人公の元々の人格は転生者のためだけに悪どくスマートに自分の世界を変えてしまう行動力を持っていてめちゃくちゃかっこいいです。あとふつうにめちゃくちゃ絵がうまい。漫画のコマ割りがうまいのだと思いますが緩急とかスピード感とか、表情のかき分けとかすげ〜〜〜となりました。

    触発されて他のも読んでみたけどダントツでこれが一番おもろいです。悪役令嬢転生もの読むならこれがいいと思います。ほかは知らん。

  • コワい話は≠くだけで。

    景山五月 梨

    漫画。漫画ばっか読んでるな! これではじめて原作者の梨さんを知ったのですが、めちゃくちゃサイコ〜に面白くて怖くて怖くて怖かったです。いやほんと、字だったら平気だろうなってものにも絵がつくとだめですね、怖すぎます。視覚情報ってすごいなあと思いました。景山さんの絵もものすごくマッチしていて、3巻完結なのですが絶対にループして読みたくなる仕掛けがたくさんあって構成がな、うまいのよ……と唸りながら読みました。QRコードは怖すぎて読み込めませんでした。もし読み込んだ猛者がいたらこっそり内容を教えてください。

    あと出てくる話で映画『真夜中の管理人』を思い出してやっぱそのシチュエーションって怖いよね!と思いました。こちらもおすすめですが配信はやってないかもしれない。TSUTAYAで借りて観ました。

    こちらもなるべく前情報を入れずに読んだ方が楽しいと思います。私はこういう系の話が大好きです。

こんなかんじ。他も読んでたけど漫画ばっかりなのでとりあえずここまでとします。また読み終わったら感想書くね。それでは。

@trsmemo
本とか映画とかいろいろ