今回も1冊しか読めてないので短めです。
■学校の怪談(1)
・小学生の頃に図書館で借りてビビりながらも夢中になったシリーズの第一作。タイトル通り学校の怪談をメインに、有名な都市伝説や怖い話を沢山集めた本です。著者の方が民俗学の凄い人だというのは後年に知りました。確かに、大人になってから改めて読むと、怖いだけでなく「民話、民俗学的な面白さ」というのがフワッとわかる気がします。こういう話の類型、あるよね~~!!みたいな(民俗学何も詳しくないので雰囲気でものを言っています)。
・内容は恐ろしくもあり懐かしくもあり最高なのですが、一つだけ個人的に惜しい点。この本は紙書籍版だと、古びた校舎などの「いかにもな雰囲気の写真」があちこちに挿入されていたのですが、電子書籍版だとそれが無くなってたのがちょい寂しい。あの写真の数々ね~~内容にマッチしてて怖かったんですよ。収録するのはレイアウト的に難しいのかな……。
・「タクシーの怪談」という項目の中に「うばった指輪」という話があり、主人公として「拳ほどの石を投げて客を殺し、その死体からナイフで指を切り取って指輪を盗むタクシー運転手の人間」が出てくるのですが、どの怪異よりこいつが一番怖い。
■個人的な近況
・映画「落下の王国」のリマスター版を観ました!名作すぎる。ボロボロ泣いてしまった。あまりに美しい。物語が人を救う。物語、ありがとう。創作、ありがとう!!こういう構造の話にあまりにも弱い。
・あと、子役が超可愛かったです。