■マリアンヌの夢
・子どもの不安と恐怖をテーマにした異色ファンタジー。これは面白い!!世界観ルール設定と構造がものすごく好みに刺さりました。あと、出てくる少年が個人的にかなり良い萌えキャラでした。「時の旅人」のフランシスといい、もしかして岩波少年文庫の少年って萌え率高いか?
・病気の女の子が主人公で、「現実:ベッドの上」「夢の中:殺風景な家」という限られた舞台を行き来する物語。暗い話!というわけではないが、子どもの心細い内心や焦燥感や苛立ちが伝わってきて緊張感がありました。それでいて文章は淡々としており重くなりすぎない有難いバランスの読み味でした。
・終盤の展開はまるでホラゲのような息の詰まる緊迫感ですが、エンディングがすごく爽やかで良かったです。メインキャラ二人ともマジで偉い、よく頑張った……と静かに噛みしめたくなる。
■ネット怪談の民俗学
・みんな知ってるネット怪談の数々を民俗学として捉える本。おもしれ~~~!!くねくねやコトリバコで眠れなくなった世代としては読まざるを得ない。「そうそうそうこれこれこれ!」という懐かしさと「賢い感じの本を面白く読めている」というアホアホだが大事な自意識、新鮮な学びを得られて良かったです。もっとこういう本読みたい……
・「賢い感じの本を面白く読めている」というアホアホだが大事な自意識←これ文字に起こすと恥ずかしすぎるけどマジで大事にしていきたいなと思います。最近気づいたが、こういう「色んな事例を挙げて面白く学べますよ」系の本(人文学ノンフィクション?というんですか?)、実は小説よりカロリー使わず読める傾向にあるかもしれない。読書=小説だと無意識に思い込んで生きてきたオタクなので今更過ぎる気付きです。
・とにかく各怪談におけるリサーチ力や参考文献の数が半端なくて凄かったです。あと「Theつぶろ」「オモコロ」「ましろ」などのワードが急に出てくるので個人的にテンションが上がる。ましろさん!!!!!(※しずインではなんとなく棲み分けるようにしているが、当アカウントのオタクメインジャンルはにじさんじです)
・2025年はしずインに出会えて良かったです。個人的なページで、誰が読んでても読んでなくてもいいような文章を書くことに自己満足的な栄養がある。
・なんかこう最近になって気付いたんですけど、「オタクジャンルに基づいたSNSアカウントの呟きとはまた違う部分での『ごく個人的なこと』をわざわざページ作って長々とアウトプットする行為」に恐れや恥を持つのをやめるのって、普通に健康に良いですね。人間何年目だよ。
・現在ほぼ月一読書日記用と化してるけど他にもまた色々書きたいです。ありがとう、しずかなインターネット。