私にとってはNewスーパーマリオブラザーズWii以来の2Dマリオだった。
Uが出た頃はゲームから疎遠になっていたのでしばらく間があいていた。
それでも、幼少期に初めてゲームをしたのもマリオであり、2Dマリオには並々ならない愛着があった。
ワンダーは予告の動画を見た時から期待に胸を膨らませていた。
特に、グラフィックには心を奪われた。キャラクターの絵は3Dなのに、モーションや造形は2Dアクションの感じを意図的に再現していると思った。
合間合間にプレイして、先日、ワリオワンダーをコンプリートクリアできた。
マリオワンダーは私の大好きなゲーム作品の一つになった。
ゲームをやっていて、マリオワンダーほど、さまざまな感情を掻き立てられるゲームはこれまでになかったと思う。
息子と一緒にプレイしていたせいもあるかもしれない。
1-2をプレイした時は神ゲーを確信した。
パックンフラワーが歌って踊って、プレイヤーをもてなしてくれたのだ。全くナンセンスなのだが、元ネタであろうCMが好きだったのもあり、謎の感動に襲われて泣いてしまった。
懐かしさだけで涙が出たのではないと思う。
歴史のある敵キャラが画面全体を使って「私を」もてなしてくれてること、パックンフラワーの動きや歌声の愛嬌の良さ、これを生み出すスタッフの熱意や愛情、任天堂というメーカーの懐の深さと作品にかける覚悟、そういったものが一気に感じ取れて泣いてしまったのだろう。
ワンダーフラワーはどれも楽しかった。
ステージが丸ごと動いたりぶっ壊れたり、ゲーム性がまるで変わるような効果も少なくなかった。
ステージによっては複数のワンダー効果が矢継ぎ早に現れるものもあった。
あまりにもプログラマー泣かせだ。
それなのに完全に形になっている。2Dアクションとしての整合を保ち続けている。バグもない。
ちょっとすごすぎて、意味がわからなかった。