うちの外壁、中古住宅なもので、最後に塗装したのがいつなのかまったくわからん状態だったので業者さんを呼んで見てもらうことにした。業者さんは人の良さそうなおじさんで、30分ほど家の外壁や屋根をチェックしますんで待っててくださいと言い、私は一度家の中に引っ込んだ。30分後、業者のおじさんはiPad miniを持って撮影した写真で家の様子を丁寧に説明してくれた。高所カメラというのを使って屋根も撮っていたらしい。撮影の様子がぜひ見たかった。屋根は葺き替えてから年数は経っているけど雨漏りの危険などはなく、ちょっとメンテナンスすればよさそうです、見積もりに入れておきますねと写真をピンチインしながらおじさんは言う。屋根の一角になにか変な形の物体が乗っかっている。ああこれなんだろうと思ったんですけどね、枝でした。とこれもわざわざしっかりと拡大してくれながら説明してくれる。ちょっと笑ってしまったが、こういうところに信頼を感じてしまう。ああそうだとひとつ思い出した。玄関横の壁を見上げると屋根のすぐ下あたりに直径5センチくらいの何かがくっついていたのだ。あれ、なんですかね?すぐに、あれは蜂の巣ですね、アシナガバチです。巣作りをしかけてやめたんでしょう。蜂はいませんよ。へ〜、途中でやめるってことあるんですねぇ。塗装工事のとき、始めに高圧洗浄機で汚れを吹き飛ばすんですが、そのときに取っちゃいますね。途中でやめることについては説明はなかった。途中でやめることは蜂にとっては気軽なことなんだろうか。やめる決め手はなんだったんだろう。気になったが、まだ調べることはしていない。