"できる" の判別

tsudoi
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HTMLはできますか?と聞かれたら「できます」と答える。TypeScriptはできますか?と聞かれたら、ちょっと間をおいて「それなりに・・・」と答えそう。ただ、10年くらいは書いてきてるので、心の中では「できるよな?」と思ってる。判断がもっと難しいのがReactとかのフレームワーク(ライブラリ)系。Next.jsも何度か実務でやったり、それなりに知識入れた。調べながらでよければ、できる部類だと思う。それでもきっと「それなりに・・・」と答えそう(はっきりとできます!と言えるか自信がない)

という感覚だったのだが、もうちょっと自分に甘くしても良いのかもしれない・・・と思った出来事があった。

先日、とあるバックエンドエンジニアの方とお話しする機会があった。自分はバックエンドは未経験なので、興味があって色々と質問してみた。

プライベートを大事にする方で、仕事以外の時間にコードを書くことはないらしい。エンジニア歴は3年くらいで、現在は、提案のための資料作りがメインで毎日パワポでデータを作っているらしい。その仕事の合間に必要な技術を調べて知識を入れるらしい。今はもうしばらく書いていないけど、PythonとC言語を身につけているらしく、最近、Next.jsも触ってみたらしい。Next.jsを触ってみた感想として「バックエンドエンジニアがようやくフロントエンドも触れるような時代になってきた」とのこと。なるほど。面白い視点だと思った。

そこで彼が「これで僕は、フルスタックエンジニアになりました」と言った。

なるほど。そういう感覚で良いのかと思った。自分の中での "できる" は、もしかするとハードルが高かったかもしれない。世の実装者たちは、どのレベルで "できる" "できない" の判別をしてるんだろうか。

最近でいうと、自分はAstroの開発環境を新しいバージョン(v4)で作り直した。その前はv3の環境だった。v3の時代とその前にも、Astroの公式サイトのドキュメントを全部見た。そして、v4になって、改めて、公式サイトのドキュメントを全部見た。でも、自分はまだAstroを完璧に使い倒せていない。なので、Astroできますか?と聞かれても、いまだに「それなりに・・・」と答えると思う。

"できる" って、なんだろ・・・?