銀行窓口のDX化に思うこと

地銀の口座振替手続きがネットでうまくいかず、やむなく出勤前に支店の窓口へ。

待っている人数はパッと見て5名。30分ほど待てば呼ばれると思った。ところが、総合受付の行員からの回答は「ネット予約優先のため2時間待ちになります」と。

「いつの間にネット予約優先!?」と思いつつも、ルールに従うしかない。2時間も待てないので、予約サイトを開いた。なんと1週間以上先しか空きがない。行員に再確認するも、急ぎの場合は待つしか無いとのこと。

正直、かなり驚いた。窓口利用者の大半を占める高齢者にやさしくない仕組みだからだ。実際にネット予約を使ってみたが、入力項目は多く、ITリテラシーの低い人にはハードルが高いと思った。

さらに、店内では登録手続きの一部をタブレット入力に切り替えていたが、行員はタブレットの入力方法を紙のマニュアル片手に説明していた。明らかに生産性が低い。もはやギャグ。

はたして誰のためのDX化なのだろうか。アナログを推奨するつもりはないが、ステイクホルダーを置いてけぼりにしたDX化も考えものだなと思った。

@tsujimon
中小メーカーのアトツギです。日々の雑記を垂れ流しています。