うちの会社では、2022年から社内報を毎月発行している。その掲載企画として、役員コラムの執筆を依頼された。

テーマの指定はなく、字数は400~500字(瞬時に「3、4ツイート分くらいかぁ」と思ってしまう自分は、ツイ廃なのかもしれない)
というわけで、社員が聞きたいことは何かを考えてみた。
よく聞かれるのは、「社長(父親)とは、普段どんな話をするんですか?」という質問。ただ残念ながら、この質問を広げる自信はない。「お互いに過度な干渉はしないので、仕事に必要なコミュニケーションがほとんどです」で終わってしまう。
次に多いのは、「どんな会社にしたいですか?」という質問。「こんな会社にしたい!」という想いはあるが、400~500字ではまとめきれない(まとめられても困る)。
しょうもないツイートはすぐ思いつくのに、会社全体への発信になった途端に何も思い浮かばない。そもそも、社員は役員コラムを読みたいのか。
結局、その日はテーマが決まらずギブアップ。しかし、翌朝の通勤途中に突然閃いた。
「社員が自分に聞きたいことではなく、自分が社員に聞きたいことを書こう」と。
普段のコミュニケーションにおいて、「○○についてどう思いますか?」と聞くことはあるが、急な質問に困る社員も多い。であれば、社内報を利用して、各自が好きなタイミングで自由に回答してもらう形がいいと思ったのだ。
途端にアイデアが湧いた。意見をもらいたいテーマはいくつもある。
というわけで、今回はとある福利厚生の導入について意見を求めるコラムを書いた。来月号に掲載されるので、反応を楽しみに待ちたいと思う。