今日の経営会議にて、正式に制度導入の承認が下りた。きっかけは、社員の一人が自己啓発で電気主任技術者の資格を取得したことだ。会社としても、この資格があれば外部に業務委託していた仕事を任せることができるため、大歓迎だったのだが、仕組みが整っておらず、本人へのインセンティブがないことが判明した。
そこで、資格取得支援制度の作成に取り掛かったのだが、対象となる資格の選定や支援内容の決定に、延べ3ヶ月もの時間を要した。ベンチャー企業なら3日間で決められることが、老舗中小メーカーでは3ヶ月かかってしまう。もう慣れてはいるが、改めて何とかしたい。
今回の資格取得支援制度では、社員のモチベーション向上を目的に、試験代の補助と資格取得時の褒賞金支給を決定した。これを機に、資格取得者がどれだけ増えるかはわからないが、頑張った人が報われる仕組みになったのではないだろうか。
まだまだ社内には不十分な制度がたくさんある。もっとスピード感を持って見直していきたい。