最近の個人的な課題だ。
自分は後継者という立場上、誰とでも分け隔てなくコミュニケーションを取らなければならない(と思っている)。
けど、気づけば、話しやすい人とだけコミュニケーションを取っている。新入社員に「質問は聞きやすい人ではなく聞くべき人に聞こうね」と講釈を垂れているにも関わらずだ。
特に業務上の接点が無い年長者は敬遠しがちだ。何を話しかければいいのかわからない。若手社員なら「調子どう?」と気軽に声をかけれるが、年長者にはそういうわけにもいかない。
「用事もないのに手を止めさせたら悪いな」と、話しかけないことを都合よく正当化してしまっている。
でも、これまでの経験上、自分から一番遠い人が貴重な意見やアイデアを持っていることが多い。
だから、4月に入ってから個人面談を開始した。話しかけるタイミングをはかる時間がもったいないので、半強制的に1人30分ずつ時間をもらった。
結果的にこの面談がよかった。お互いに腹を割って話せているかは怪しいものの、場をつくったからこその相談事もあり、良い方向に進んでいる手ごたえを感じる。
「めんどくさいことにこそ価値がある」ということを、改めて肝に銘じたい。