たまに社員から質問される。いつもは「関係者全員が働いてよかったと思える会社にしたい」と答えている。
これが理想だ。だけど、内心は難しいと思っている。性格や仕事観が違う社員全員が、納得できる状態はつくれないだろうと。
本心は「頑張ってる人が報われる会社にしたい」ということだ。そもそも自分は、「一律」や「平等」という考えが苦手だ。健全な競争があるからこそ、いいチームになるのではないか。社員一人ひとりの頑張りに応じて、挑戦機会や待遇を変えるべきだと思っている。
誤解のないよう補足すると、成果主義を推し進めたいわけではない。当然ながら社歴によって知識や技能は違う。求められる役割に対して、どれだけ主体的に取り組めているか。それを正しく評価し、還元したいだけだ。
今までは当たり障りのない回答に終始していたが、これからはしっかり伝えていこうと思う。