遠慮なく抱きしめて

みなと
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ある人が私のnoteを見て「抱きしめたくなった」と書いたのを見たことがある。でもその後に「そういうことが苦手そうな人だから出来ずにいるけど」みたいなことを書いてて、なんだかこっちまで胸がギュッと締め付けられる感じがした。その人とはちゃんと面識あるけど直接に言う勇気が私にないから、ここに綴らせてください。

全然抱きしめてもらっていいです。なんて書くと誤解を生みそうなんですが、そういう事じゃなくて、本当に、その言葉通りに抱きしめてもらって大丈夫です。2人で出掛けた時、ふらりと入ったカフェで私に伝えてくれた言葉たち。あの言葉達を面と向かって言われるのはあなたが初めてで、本当に嬉しかったです。今年度の短編コンクールに私の作品は選ばれなかったけど、あれもあなたが表現してくれた飲み物のように甘くて苦いものになっていたでしょうか。なんて訊くのもおかしいんですが、またあの作品は推敲する予定で違う形で世に出ると思うのでその時にまた読んで貰えたらと思います。

…と話を戻して、私にはプライベートでどこか行こう!と言える友人が一人もいません。ちゃんと友達は居るけど、なんかずっと上辺の関係のような、引かれた線を飛び越えないように互いが気をつけているようなそんなイメージです。私も友人たちと話したいし、友人たちも私と話したいことも知ってます。でも、なんだかずっと怖いんです。私はこの人達を心の底から信頼していいのかって。本当の私を見せても引いて離れていかないだろうかって。そんな恐怖が小さい頃から植え付けられているから、新しい世界に飛び込む年になっても払拭できなくて、むしろ酷くなっている気さえします。でもあなたと出掛けてあの言葉を聞いた時、あなたになら私の弱いところも見せても大丈夫なような気がしたんです。

つまり何が伝えたいかと言うと、あなたの事を信頼してるということです。通ってきた道が似ていたから、完全には分からなくとも(少なくとも周りの人よりかは)痛みや辛さが分かり合えると思うんです。だからと言う訳でもないし、年上だし遠慮しちゃうかもしれないけど、いつでも話し聞きます。相談でも世間話でもなんでもいいです。聞くことしか出来ないかもしれないけど、少なくとも私はあなたの味方です。これだけは言えます。

終わり方が分からなくなってしまったのですが、また写真撮りに行きましょう。