だらだらクロッキーしてたら一年経ってた

tsukinomiaya
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キャラを描く事が上手くなりたい、気軽にササッと形がとれるようになりたい、と思って始めた毎日のクロッキーが、いつの間にか一年ほど続いていた。びっくり。

でも最近、ちょっと上手く描けない日が続いているので、ここらで一旦クロッキーについて振り返っていこうと思う。

まずクロッキーとは、簡単にまとめると「短い時間で対象を捉えて線で描く行為」だと私は思う。人によって定義は違うけど、じっくり描くよりササッと対象の形を捉えるもののイメージが強い。

というか美術の用語って多くない?クロッキーとかスケッチとかドローイングとか…描く行為を示す言葉っていっぱいあって、未だにどれが何を表しているのか微妙に曖昧なままである。

そして、結論から言うと、クロッキーはやって良かったと思う。

まずは全体を見れるようになった。全体の形を図形で大まかに見るクセがついた。体を一本の軸で捉える感覚も、なんとなく分かるようになった。

次に、筆が早くなった。イラストを描く際、ラフの時間が短くなりポーズにあまり悩まなくなった。そのおかげか前は5時間かかっていたクオリティのものが、今は3時間くらいで描けるようになった。

そして何より、「いけるやろ精神」がついた。なんでも描いて挑戦してみる、チャレンジ精神の事だ。線を引く事に慣れて、鉛筆を持つのが楽になったのも良かった。

あとは、失敗しても良いのだと自分を許せるようになれた。そもそも2分とかで人間の形がとれる訳がないし。まぁ失敗しても次があるさと気楽に描けるようになった。

それから、小さな目標も毎回立てられるようになった。今回はこれに気をつけよう、ここを意識しよう、と決めるだけでも捉え方が変わった。自分の出来てない部分や、逆に上手くいった部分もなんとなく分かるようになった。

そうやって色々クロッキーをしている内に、絵を描く事が楽しくなってきた。前はイラストが完成するまで苦痛な時もあったが、今は描いてる途中も楽しめるようになってきている。

次はどんな事が出来るようになるのか、少し楽しみである。もっともっと絵が好きになれたらいいな、と思いつつ、私は今日もクロッキーをする。

@tsukinomiaya
日々の気付いた事をぽちぽちと書き残します。絵に対しての備忘録や、描いたクロッキーの考えなど。 X(旧Twitter)→ @tsukinomiaya