ポケットモンスターブラック/ホワイト
実はダイパを通っていないので体感として物凄く久しぶりのポケモンだった。
なのでDSの演出やポケモンの動き、ドットの美しさなめらかさ、何より音楽のクオリティの高さにハチャメチャに震えてしまったのである。
カントーからホウエン(おれはシンオウ行ってへんから)までのポケモンが殿堂入りするまで一切登場しない…何もわからない状態で旅にでるこの不安感、すさまじかった…が、当然それだけに面白くて。
きっとDSというハードじゃないと出せない面白さなんだろうなと思う。個人的にこの作品が最高だと思っている。
朝の通勤ラッシュにもまれながら通りすがり通信でトレーナーカードを集めていたあの頃を懐かしみながら好きな音楽を振り返ります。
好きな音楽 ポケモン黒白編
王になった日~タイトル
ゲームを立ち上げて最初に聞かされて心の底から「なにこれ」という言葉が出た。何?私の知ってるポケモンじゃない……!!
こんなにも重厚で荘厳な音楽から始まるポケモンシリーズが存在するんですか??!?と心の底から思った 思えばこの曲を聴いた時から潜在的に「サントラ買いたい」と思っていたのかもしれない
カラクサタウン
なにこれその2
いやだって……まぁ町のドット演出も凄いんですけど ドットなのにすげえ立体!!!!っていうよくわからない感想を抱いていました
が、それ以上にですね。町の中にいる人に話しかけると音が!増えるんですよ?!何そのギミック!!!なにそれ!!!!そんなの今まであった?!?!
いやダイパではあったのかもしれないですけど私はホウエンからここにきてるんですよ?!
木管楽器、これはなんだろうね、フルート的な?いや知らんけど
でも笛の音ぽいよね、それが軽快に奏でるメインメロディ。それをサイドからしっかり盛り上がるピアノに、軽妙なドラム……
突然演奏する人…プレイヤーが増えてきて、それで曲が展開していくってジャズじゃん……かっこよすぎる
戦闘!ジムリーダー→勝利は目の前!
おい!この構成考えたやつ誰や!出てこい!!!本当にありがとう……
ジムリーダー戦のイントロからかっこよすぎるんだよな。自分より格上のトレーナーに戦いを挑む、そう、おれはチャレンジャーなんだよな。
ジムリーダーも自分が得意とするタイプを公言して、何を使うのかという情報も知られたうえでこちらとのバトルに応じる。あ、アツい……!
黒白のジムリーダーってなんか強くなかったですか?私、カミツレさんにどれだけぼこぼこにされたか覚えてないんですけど 正直レベル上げてりゃポケモンなんて余裕やろと思ってて、まぁそれで実際勝ててたので余裕ぶっこいてたんですけど
カミツレのエモンガに本当に勝てなくて勝てなさ過ぎてDSへし折る寸前までいってたもん。へし折りツモ
なんとか死力を尽くしてあと少し…!というところで流れだす「勝利は目の前!」
いいですよね、今もちょうど流してるんですけど、いや~これはね。ジムリーダーとのバトル曲からそのままの流れで聞かないといけませんね。
タイトル通り、勝利は目の前!あと少し!!もう少し!!と、最後の力を振り絞りたくなります。音楽にもpowerがあるんだな
スカイアローブリッジ
なにこれ?!?!?!?!!スポットです
いやほんと黒白ってそういう場所が多すぎる でかめの街全部でそうなってる 言うまでもなくヒウンでもうわあああ!!!となっていました なるじゃん
ピアノソロから始まり、爽やかな笛の音で展開されていく音楽。ピアノとフルート?進んでいくメロディは本当に楽しくて軽やかで。ダッシュシューズで駆け抜けたくなっていきますよね
マップ的にもスカイアローブリッジの広大さを感じさせてくれて本当に大好き
また走りたくなる
数式に囚われた者~戦闘!N
最初プレイした時はNくんの事本当に訳が分からなくてただただ不気味で怖かったんですよね。まだこういうミステリアスな男の良さが理解できなかった頃です。
後になって彼の手持ちが「その周囲で捕獲可能な子」だとかまぁそういう、今までよく見たことのあるトレーナーとは少し違う。異質さ?みたいなものを理解できたわけで。
それはこの曲からも受け取れるところがあるよな…「数式~」のオルゴールチックなサウンドとゴシック?バロック?クラシカルな雰囲気はどこかホラーに感じてしまうし
戦闘曲に関してもとにかく不安。不安な気持ちを駆り立ててくる。あんまりコード進行とかそういうとこまで見れてるわけじゃないからわかんないけど、不協和音とかあるんかな、知らんけど。
裏拍から始まるこのパーカッションもいいよな…たぶんそれが大きい。裏から来るな……
いや、好きです
ホドモエシティ
なんか知らんうちに謎のダンスが流行ってて割と本気でびっくりした
跳ね橋を渡った後に流れたこの曲本当にかっけえくて!!!
すごくアジアンな感じ…アジアチックというかなんだろうな、ジャパニーズタウン的な感じなのかなあ?
ダンスを踊りたくなるのはまぁわからなくもないが。
古代の城
ポケモンでこんな曲出せるの?!と、心から驚いた
ファンタジーRPGで流れる曲じゃんよ!!!!
黒白のシナリオがなんだか重たくてシリアスだった印象がとても強いので、こういう曲も流れるんだ…流していいんだ…となった
ポケダンとかで使われててもおかしくなさそうなファンタジックな曲だよね
使われている楽器もなんだ…民族楽器?砂漠の地方の…そういう雰囲気の音が鳴ってて凄くいい 好きです
ソウリュウシティ(ブラック)
街に入った瞬間あまりにも近未来フューチャーでテンションあがったんだよな…
だけどじっくり聞いていくとポケモンらしいノスタルジックな旋律も入り込んでいて……ただテクノフューチャーな楽曲じゃあないというのを感じました
後に友人がプレイするホワイト版を聞かせてもらい「マジかよ!!!」と震えました
バージョンが違うことで出てくるポケモンに違いがあることはあるあるだったけど、町のレイアウトも楽曲も変えてくるのは凄いなと心から思いましたね
10番道路
いやなにこれ…かっこよすぎ こんな曲ポケモンで出していいんですか?
チャンピオンロードに行く前の道路でこんな曲出されるとは…
後には引けないと言わんばかりの静かな決意を感じさせますね。乾いた風を頬が撫でるようでもある
渋くてかっこよくて アコーディオンなのかな…ノスタルジックだけどただ哀愁があるだけじゃあない……
激しい戦いが待ち受けていることを覚悟していますね?とこちらに問いかけるような……いやほんとこんなかっこいい曲が流れる道路があっていいんですか?
Nの城
N関連でもう一曲出すのは狡くない?いや無理だって、この曲外れる?無理無理
こんな荘厳で豪華で、パイプオルガンなんて鳴らして。コーラス的なものもいれて……豪華絢爛と言わんばかりの音なのに、奏でる旋律はただただ哀しい
虚ろな気持ちになってしまう なんなんだろう
それはこの曲が流れる場所が場所だからなのかもしれないが
音楽の持つ力って凄い いや、記憶と併せて聞いているからかもしれないが
ENDING ~それぞれの未来へ~
これまでの人生でゲーム音楽は好きだけどCDを買う程では…って言ってた私が。人生で初めて「アルバムを買わないと」と思わせたのがポケモン黒白だという話はしましたね。
じゃあどの曲を聞いてそう思ったんですか?と自分に問いかけたら、やっぱりこれ。このエンディングを始めて聞いた時、「絶対円盤が出たら買おう」と強く思ったのを今でも覚えている。
それくらいただただかっこいい。
クラシックメタル感と言いましょうか。パイプオルガンのような音で奏でるクラシカルな旋律に、細かく刻まれるドラム。クラシックとロックの融合のような、いやよくわかんないですけど。とにかく心から「かっこいい」って思わされたんですよね。
今聞いてもやっぱりかっこいい。こんなかっこいい曲をポケモンで聞けるの?と今でも思う。かっこよすぎる。
なっっっっっっっが
流石に長すぎた
長すぎたんですけど「人生で初めて買ったOSTのゲーム」なので長くもなりますね
盤を流しながら分割でぽちぽち打ってたんですけどやっぱり黒白の楽曲好きだなぁを再認識しました