元のタイトルは『今宵百合の庭園で……』です。
2015年に書き始めたもので初期の作品になります。
『今宵、百合の庭園で……』がどのような内容の作品か、なんで更新を再開しようと思ったかをご説明します。
『今宵、百合の庭園で……』はヤンデレの攻めに愛されてしまった平凡な主人公の物語
当時は今以上に構成力とか文章力なんてなくて、見切り発車で書き始めたために最初の段階で断念した作品になります。
九年前は暗い話ばっかり好きだったのがよく分かる設定です。
以下、考えていた設定になります。
葵はヤンデレの尊に愛され、外堀を固められ、尊の支配下に置かれているため自殺を考える
怪しい人物とひょんなことから出会い、その怪しい人物の渡してきた奇妙なアイテムによって、仲間から「できそこない」と言われている淫魔のノアと出会う
葵はノアと仲良くなるうちに「密閉された部屋で百合の花を大量に咲かせると死ねる」という話をする
自由なノアに惹かれる
自分が尊から解放されるため、ノアに「殺してほしい」と願うようになる
うん……めちゃくちゃ暗い!というか救いがない内容だな!?
九年越しで更新を再開しようと思った理由
なんで今さら更新を再開しようかと思ったか。
その理由は3つあります。
あらすじや話の流れがまとまった
九年経って、大体のあらすじや話の流れがまとまりました(長いし遅いですね…)。
起承転結は決まっていたものの細かい部分をどうするかを悩んで、続きが書けなかったのですが、九年かけてできあがりました。
なので現在は、物語を書き直すことから取りかかっています。
といっても物語の終着点がメリーバッドエンドであることに変わりありませんが。
暴力描写や過激なシーンをマイドルな表現にしたり、ぼかして、葵とノアのほのぼのパートに力を入れて書きたいと思います。
当時、拙作を読んでくださった方がもし今も、ブログを目にしてくださっていたら、この場をもってお詫び申し上げます。
長らくお待たせしてしまい、大変申し訳ありませんでした。
最後まで書ける自信がついたから
何より今なら最後まで書けるんじゃないかという自信から、更新を再開しよういと思い立ちました(笑)
読者の皆様に納得していただける終わりになるかどうかは置いておいて、とりあえず話を自分の描いているラストシーンまで書き進めて、畳むことができると『リスタート―三度目の正直―』で実証したので。
身の毛もよだつような話で涼んでほしいから
後、夏場で連日暑い日が続いているなので涼しくなる話をと思いました。
といってもこれってホラーなのかな?と思ったり。
『毒を飲んだマリオネット』はホラーパートありきのBLです。
【亡霊】となってしまった満月が復讐のために主人公の朔夜と日向、その周辺人物を祟り、呪っているのに立ち向かう話ですし。
けど『今宵、百合の庭園で……』は主人公の葵がヤンデレ攻めの尊に愛されて、死ぬまで束縛されそうになって……という話です。
そのため、タグも「ホラー」をつけていません。
書こうとしても書けなくて、部屋の片隅に置いて埃をかぶっていた物語を終わらせるために
文字数は12万文字以内で終わらせたいです。
メリーバッドエンドだけど、葵とノアにとっては幸せな形で話を終わり方にしたいと思います。
コンテストに参加する予定もない作品なので、『黒魔女とエセ紳士』同様、ゆっくり時間をかけて書いていきます。