『第10章 王子さま4』を更新しました。
第10章はもっぱら日向が周りの人間から「王子さま」と呼ばれる理由についてのお話しになります。
アルファの朔夜が王さまなんだから、オメガの日向は王妃さまポジに納まるはず…なんだけど、日向は頑固者なので王子さまになりました。
お姫さまじゃなく諸々の話は『第4章 決意表明』にも出ています。
お姫さまのポジションだけど、お姫さまになれなかったのが空。
光輝の血の繋がらない妹で、教室に入ることができない朔夜たちの同級生で、菖蒲のいとこです。
朔夜も、空も日向のことを好きな気持ちは一緒です。ただ、思いの丈や覚悟が違うんですよね。それでみ、ふたりとも共通点があるから、日向を巡ってのバトルをしないし、ライバル関係にもならないという。
そもそも空もわかっているんですよね。朔夜と日向を引き裂くことはできないし、魂の番であることを抜きにしても切っても切れない関係だって。
彼女がどうして日向に恋心を寄せたのかという話になります。
読者の皆さんが疑問に思っているであろう…日向が朔夜のことを「大切なお友達」から「一番 」になり、恋人になったのか、どうして朔夜が王さまになったのかという過去のお話の前座になります。
どちらかというと「これBL(?)」という感じのお話しになりますが(いや、元からそんな感じか…)、日向と朔夜を地味にいちゃつかせたいと思います。
菖蒲や衛は今後も重要な役を担っていくので、注目していただけるといいなと思います。
絹香には…こちらは毒を飲んだマリオネットが、とりあえず20万文字を超えてからお話をしたいと思います。
そもそもできるかどうかわからないからなあ……