今朝の夢の話。
亡くなった祖父が夢に出てきた。夢の中ではまだ生きているものの、元気がなくなってきているのが目に見えた。
僕はそれをみて、そんなに辛いことじゃないと思うんだけど、涙が止まらなかった。夢の中の僕は、現実の祖父が亡くなっていることを知らなかった。
ある日、家の近くで歌謡ショーみたいなものが開かれることになった。祖父は「体が辛いから行けない」というものの、そこには祖父の好きな歌手がいた。
当日、僕はその会場に先に向かっていた。別に誰か知り合いがいるわけでもなく、見たい歌手がいるわけでもなかった。
そのうち、僕は祖父の好きな歌手の会場に到着していた。さっきまでいなかった祖父が最前列を陣取っていた。
歌手は曲(民謡)を歌いながら、踊り始めた。祖父と、その周りにいたお爺さんお婆さん達が、とても器用にその踊りを踊り始めた。
「昔やっていた事は体に染み込んで忘れられないものなんだな」と言う声が聞こえた。辛そうだったはずの祖父の顔には笑顔が戻っていた。