コロナになってから仕事がリモートワークになった。東京の家を引き払って地元に戻る決断をするまでには少し時間がかかった。
地元に戻る決断の背中を押したのは、多拠点生活のサブスクだった。これがあれば東京にも戻れるし、好きな場所に行けると。同じ場所にとどまり続けて、視野が固定されてしまうのが怖かったのだ。
実際多拠点生活をして思うのは、視野は広がるが、断続的に違う環境へ身を置くことのストレスがあるということだった。生活用品を持ちながら、馴染のある場所でも移動を繰り返すというのはなかなか大変なものだなと知る。けど、立ち止まることのデメリットもわかってるから続けている。