英語の勉強をしている

tutai_k
·
公開:2024/7/15

免疫の病気になってしまい、体が思うように動かない日が増えた。数年前からわずらっているうつ病はおちついてきていて、休日、まったく動けなくて、ということは減ってきて、ようやく好きなことができる、と思っていたらこうなので、人生はままならない。痛みが激しいときに重いものを持ったりすると骨がどんどん破壊されていくらしいので、痛いと本も読めない(文庫本ですら開いて読むという行為にはかなりの握力が必要だ。『ハンチバック』を思い出しながら、紙の本にイライラしてしまう)。原稿はペンを持ってやる仕事が終わり、パソコンに入力する作業なのでなんとかやれた。とはいえ、会社のキーボードはかなり指に負担がかかるやつで、自分のパソコンは、「小説を書くから指が楽なやつ…」と選びにえらんだものなので、どうにかこうにか。とはいえ、久々に六万字の原稿、しかも初稿の直しの反映は、休み休み。結果的に三日かかってしまった。

鳥写にもいきたかったけれど、右手の人差し指の付け根と親指の付け根、手首というピンポイントに何をするにも負担がかかる箇所が痛すぎて、カメラももてない(どうしてこう望遠レンズっていうのは重たいんだ!そして正月に軽い超望遠を買っておいて良かった、とも思った)。

今、英語の勉強をやっている。高校~大学と、しょうもない学校に通ってしまったゆえに英語をほとんどやっていない。ので、英語能力というのは中学英語で止まっており……。いままでいろいろと英語の勉強をやりなおそう~と思いながら教材を買っては挫折し、買っては挫折し、をくりかえしていた。

先日、『アンティコニ 北米先住民のソフォクレス』という本を読んだら対訳で、英語と日本語を交互に読むと、なんとなく意味が分かり、面白かった。それから『Takaoka's Travels』を読みはじめたら、さすがに原作をめちゃくちゃ読みまくっているためになにが書いてあるかはなんとなく分かり、しかも表現が英語だとこうなのか!というおどろきがたくさんあって、あ~、これ全部ちゃんと読みたい、わかりたい、『高丘親王航海記』は英語でどんな言葉がえらばれて翻訳されているのか知りたい、という欲望がわき上がってきて、文庫本の『高丘親王航海記』買いました(そこかよ)。

で、英語をめっちゃ頑張って勉強するぞ! といまやる気がある。瞬間英作文というのがいいと聞いてはじめてみたらしゃべるのも結構きもちがいい。ので、毎晩頑張ってやっていたのだが、レベルが上がって構文が難しくなるとそもそも瞬間英作文できない……ということで、別のソシャゲ(?)みたいな英語のアプリを導入した。

緑色の鳥と、いろんな登場人物があれこれしゃべってくれたり、ストーリーモードがあったり……ドリルみたいな感じで空欄を埋めたり、文章を自分で作ったりするので、つづけやすい。

そしてなにより……指に負担がかからなかった!

寝転んで左手でぽちぽちつついて(英作文も予測変換が出るので二、三個アルファベットを入れたら大丈夫)できるので、利き手がだめになってもプレイできるのである。

おかげでこの三日間、空いている時間のほとんどをこのアプリで英語の勉強をしていた。

パーティに行こう!みたいな面で、登場人物たちが日常的にパーティに出入りしている(開催している)ようすとか、「なんでパーティにピエロいるの?」とか「あのピエロフレンドリーだから大丈夫だよ」とかピエロの話題をやたらとしていて、ピエロはピエロじゃなくてクラウンっていうのを(オタクだから)本能的に理解して進めていたが……文化圏の違いを感じた。よく服を買いに行ったりすると「ちょっとしたパーティに着れます」とか言われたりとかするじゃん、ああいうパーティってなるほど……どこかで開催されてるんだな、とか、ピエロの来るパーティ、ピエロとのコミュニケーションに悩むシチュエーション……(フレンドリーじゃないピエロってなんなんだ)とか。

漫画とか小説でも、(わたしが住んでいる)日本国内を舞台にしていても、ホームパーティ的なものって結構書かれていて(ピエロはさすがにいないが)、そういうの見るたびに「どこで一体パーティって開かれてるんだ?」って思うけど、それはわたしに友達がいないからなのか…??

いろいろなことを思いながら、関節痛とたたかってアプリをポチポチやっている。

いまは天気についておしゃべりをする練習をしている。

このアプリを全部終わらせると、けっこう専門的な話ができるようになるらしいので、来るべきアラスカへの旅のために、あと『Takaoka's Travels』を存分に楽しめるように、頑張りたいと思う。

色々思ったんだけどさ、英文で読むって、記憶喪失して『高丘親王航海記』を読む機会なんじゃない?これはネタバレですが、プラスチックはglassfiberって表現していました。ほかも楽しみにしていきたいね。