しばらくぶり

tutai_k
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仕事が忙しすぎたのと、インフルエンザ以降の体調不良でなかなか思うようにいろんなことができなかった。

体調不良は、病院へ行ったらけっこうアレな病気だったことがわかり、これからどうしようかな…と思いながら生き方を考えているところ。人生ってままならなくて、ようやく生活に余裕が出そうな給料を手に入れても、こんな風に簡単にぼろぼろと手の中から全部こぼれてしまう。生きていることのしんどさとか、ばかばかしさとか、を考えてしまう。

他に専門の病院も近くにないのでなし崩し的に通うことになってしまった病院の医者は変というかまあアレで、初診の時はわたしに夫がいる前提でずっと喋ってて、いないと言ったら変な顔をしてくるし、今日は花粉症の薬を一緒に出してくれと言ったら「僕が出すの?なんで」とか言ってきて、なんかこの人と今後付き合っていかないと行けないのか…と思うとげんなりする。

労働のほうはもうしっちゃかめっちゃかで、何をどうしていいのかが正直本当にわからない。助けを求めたところでどうにもならなさそうで、なんとか自分で乗り切るしかなさそう。収入と支出が釣り合っているように、労働も、どこへ行っても同じような役回りしかわたしには用意されていないらしい。

自分の人生に用意された手札の貧しさを思う。

それはそうと、書評を書く仕事があって、十年くらい前からずっと応援していた詩人の海老名絢さんが去年に出した詩集『あかるい身体で』(七月堂)の書評と、昔取った杵柄的な伊良子清白という詩人の『孔雀船』の書評を書いた。

『ゆけ、この広い広い大通りを』を出した日々詩編集室の文芸誌「まちうた」の3月号に載るので、また刊行日とかきまったら詳しくお知らせします。

電車通勤になってから、通勤時間は本を読んで過ごしているが、病気のせいでカフェインレス生活を始めることになり、眠いし(これは一ヶ月くらい続くらしい)ストレスから逃れたくて友達に教えてもらったロイヤルマッチというゲームをやりはじめたら、電車で寝るかロイヤルマッチをするかというような暮らしになってしまった…。

ロイヤルマッチは、よくweb広告に出てくる王様がいじめられてるパズルゲーム。王様を助けてあげるやつは、ごくまれにしか現れない。

わたしがやっていたら親も始めて、今日は在宅勤務(薬の副作用がこわくてしばらくは在宅はシェアオフィスじゃなくて家で仕事をするようにした)だったのだが、ロイヤルマッチで行き詰まると親はすぐわたしを呼んでくる。在宅勤務ってむずかしい。はやくオフィスに戻りたい。

そんなかんじ。

本は最近は石牟礼道子の『十六夜橋』を読んでいる。石牟礼道子の小説は読む安心感のようなものがある。星野道夫の文章を読んでいるような…。星野道夫とは、また違うんだけど。

久しぶりに、星野道夫の本も読みたい。