「自分が認めた自分より凄い人間からのいいねをもらったら、それは自分が肯定された証明」
悲しいことに、もうずっと昔からこれが私のSNS体験に染みついた。
大昔、まだ学生だった頃偶然ハマった過疎マイナージャンルの凄い人の気を引く為にその人の好きな内容で絵を描くことなどさえした。目的は達成したけど、あの頃はまだそれなりに日本語を自由に使えるレベルじゃなかったから、日本語で交流すること自体が大変だったし、ちょうどその頃バイトのストレスでメンタル死んでたし、結局長く続くけなかった。苦しかった。
そんな人から「いいね」もらうと、すごい人のお眼鏡にかなった自分はちゃんとすごい、ちゃんと好かれているという即物的で即席的なインスタント肯定感がもらえる。
しかも相手は自分も認めたすごい人だから、そのたった一つのいいねをどこまでも縋り付く。まるでそれが実績のようだと勘違いしてる。
「自分を磨けば、より多い肯定がもらえるはず!」と、方向性を誤った前向き姿勢を取ることになってしまった。
目標を履き違えて、自分磨きすら肯定を外から得ることが目的となった。
2024/6/20
これいつ頃の下書きだったんだろうか。今読むと、ちゃんと自分のそういう傾向を認めててえらいね。
数ヶ月前の自分が書いた物なのに、もうどこか他人のように感じる。時間の流れって、そういう物なんだろう。