世界シミュレーションとゲーム?

tuxedocat
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OpenAIのSoraが世界のシミュレーション機能を学習して備えている(ようにみえる)ことやそれがゲームの自動生成に使われるようになる、みたいな話が流れてきた。

ゲームメカニクスというか、インタラクションや報酬などの系に法則性があって反復できるものを生成できるようになれば遊べるレベルになるんだろうか。そうでなければ動的に色々生成される不思議な世界のウォーキングシミュレーターにしかならなさそうで。

個人的にはゲームには見た目上の法則性とか整合性とかみたいな良く設計された雰囲気を求めがちなので、すべてが即興的で移ろいゆくタイプの自動生成ゲームははじめの目新しさの後にも残っていくのか(自分がそういうものを良いと思うように適応するのか)気になる。

こういうことを考えて断片的に各所に書いてみたりしているが、わりと日常的にAIに関わっている割には態度が迎合的ではない感じの文言になってしまっているので、あらためて自分が取っているポジションがどんなものか書いてみる。

仕組みを知ることや理解を試みることで快楽が得られるので新しいものごとは好きだし、技術が生まれた直後にやってくることが多い混沌そのものはまぁ色々あるよなと思いつつ、その混沌の隙間にどこからともなく生じる拙速な小金稼ぎや悪意には敏感でどうしても気になってしまう。あとやっぱり嘘や誇張は悪いと思う。

『ダンジョン飯』を読んででそんなことを思った。

@tuxedocat
undercat diary: 猫たちとの暮らし、擬態する社会性、京都の街。