文字通りの意味ではなく、ソフトウェアエンジニアたちがいうところの盆栽趣味について。
個人的に必要があってつくった便利なものや作りかけのものや構想だけで終わっているものは、たぶんみんなそれぞれに(手元のPCやGihubやGitLabなどのどこかに)あるんだろうな。そういうものの中でも、気付いたら長期にわたって手入れしているものがあり、そういうものを盆栽と呼ぶらしい。
個人サイト tuxedocat.dev なんてまさにその類なのかもしれない。伝えたいという意思やそれを実現するための効率やリーチなどの経済性なんて考えたら、そういう手段は取らないだろうし。自分の場合は萌芽的なフェーズを経て生き残った最近のWeb技術スタックで組まれた何かを、自分の手が届くところに置いておきたいという気持ちだけでやっている気がする。最近、ってのがそれなりの頻度で入れ替わる。
何も知らない盆栽分野の言葉を無理やり使うと、接ぎ木や植え替えのように、急に関係なさそうな小分野の技術を使おうとしてみたり、プログラミング言語やデプロイする環境を変えてみたりしたくなったりして、それ自体でまぁ結構楽しい。
しずかなインターネットに興味を持った理由のひとつは、開発者の方の手が届く範囲に物事が存在しているところであり、サービスとしてどうあるべきかの考えやAPIの仕様などがちょうどよく公開されているところ。
新しい盆栽として、普段個人メモとして使っているObsidianのExtensionでも書くかと思ったけど、記事作成のAPIはまだ実装されていなかった。他の盆栽を触りつつ気長に待つかという気持ち。