続、糸を紡ぎたい話

tytocanele
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原始的な糸紡ぎの道具は、物の本や先人のブログに穴の開けられる円盤と棒で成立すると書いてあった。買うと千円ちょっと、即売会なら一本即買いするが、用品の手頃な価格帯ゆえに送料が「お試し」を圧迫する。

そもそも続けられるのか未知のジャンルだ。糸をどうこうするだけで刺繍、飾り結び、水引、かぎ針編み、棒針編み……それぞれ向き不向きを体感した。

お試しをできる限り小さく収めたい……(他に欲しいものはたくさんあるので……)ということで、集合知を求めてTwitterに潜った。そこでは棒針にホックを捩じ込んだもの、竹のかぎ針を利用したもの、菜箸とアイスの蓋を良い感じにしたもの……なるほど専門道具がなくても円盤素材は硬めで中心に穴さえ空けられれば良い。手頃な円盤を最寄りの100均に行くと珪藻土一強だった。ちょっと前までレーザーで抜いたような木やつ…せめてコルクのやつ…なかったっけ!?オーナメントでもよろしいが!?

ホームセンターの世話になるしかないのか…としおしおしているとアイロンビーズで円盤作ってる方が!!いた!!集合知!!

アイロンビーズで遊ばなかった女児なのでお作法などまるでわからぬが、とりあえず大きめと小さめのプレートとビーズを得た。使うかわからないが捻じ込みホックと棒針も買った。後に使い捨ての竹箸にかぎ針を彫ることになったので今のところホックのセットは数が減らず棒針は棒針のままだ。

せっせとプレートのガイドラインに合わせて円ぽくなるようにビーズを詰める。プレートのままだと穴にするところが竹箸より大きくなってしまい、割ったビーズを詰めたり削ったりした。3枚ほど精密作業をしたところでプレートのガイドに拘らず配置すれば丁度良くなることに気が付いた。これが気付き。学習。これもう一回やる日があるのかなぁ。

強めの左右わからないタイプなので撚りの方向をデザインした。ハートのドット表現ではない。〈 で時計回り単糸 〈〈 で半時計回り2本撚り合わせる向き

秘蔵の羊毛を一握り…多いな…小指ほどにして、更に3つに割いて…

糸!!そうして余裕で回転方向を間違えて切れたりする。

糸紡ぎ楽しいので、今度は並々入った羊毛フェルトを買わねば。たぶん100gくらい紡げば安定してくる気がする…羊毛は軽くて嵩張るので仕上がる糸の量にびっくりするね。糸が紡ぎた話、次は良い感じの羊毛を得た編になるかしら。

@tytocanele
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