好きな食べ物を聞かれると最近は「マクドナルドのポテト」と答えている。
恐らく好き具合でいうと他の人と大差ないくらいだろうが、特にここ一年はやたらとマクドナルドのポテトが食べたくなるタイミングが多くて、これはもう次好きな食べ物を聞かれたらこれを答えるしかない!と思い立ったのが3か月ほど前のこと。
好きな食べ物、という質問はシンプルすぎて難しいし、ものによっては相手を反応に困らせてしまうこともある。小さいころは無難すぎる答えを書くのが嫌でプロフ帳の好きな食べ物の欄には「和食」と書いていた。そしてそれを受け取った友人は少し戸惑っていた。
一方「好きな食べ物=マクドナルドのポテト」は魔法の言葉のようなもので、こんな『淀んだ空気を抜け出すための会話の切り口』みたいな話題でも簡単に盛り上げることができる。ことに気付いた。
「たしかに、そうだ。」と共感を得たり、「そんなのでいいの?」と少し呆れられたり。「差し入れとかプレゼントとかするときに参考にしやすい」という視点でいい回答だと言われたこともある。
確かに、マクドナルドのポテトというのは、ありきたりでもなく捻くれすぎていうわけでもない、多くの人にとって身近な食べ物である。本当にただの勢いでの思いつきだったけれど、このシンプル難題を切り抜けるのにベストな選択肢を発掘してしまったのかもしれない。