
9/6
だいぶ、肌寒い。私も連れも最近は仕事(職場)運が悪くて疲れている。楽しみにしていた花火も雨すごくて中止になっちゃった。そんな日でも、気温が下がって過ごしやすいせいか、うろんは元気。

うろんが腹に乗る。膀胱を押されている。この3秒後、うろんがジャンプしたので「ウッ」と呻いた。夜も寒いくらいなので、連れは久しぶりに2階で寝た。夜中に目が覚めると、うろんが真ん中にきて川の字になっていた。うろんはおれたちのことが大好きなんだなぁ、ニチャァと笑みを浮かべながら言ったら、連れは「夜中はうろんがヒマだからね……」と返す。そのとおりです。
9/7
朝、うろんは何処にいるんだろうと探したら、隣の部屋で棚に上がってカーテンの隙間から窓の外ウォッチをしている。うろん〜おはよ〜何見てんの〜と声をかけたら、しっぽが今までに見たことない速度でシェイクされ、わぉん…んぁ…ウニャッ…アゥン…!と苛立ちを感じる、短く断続的な返答をされた。窓の外ウォッチングは毎度真剣にやってるらしく、背後から話しかけられると集中力が削がれるらしい。その窓は唯一うろんが覗きに行けて屋外の視界が目に入る。庭の草木とか隣のアパートの敷地に止まってる車とか人影くらいしか見えないのに、うろんはこの窓に飽きていない。たぶん、雨が落ちる水滴の動きだけでも魅力的に見えてるんだと思う。ねこにとっての「美」、たぶん基準は本能に働きかけるものなので、光や匂いの志向はあれど、なにより運動性が伴うのだと思う。日替わりうろんシアター、雨の日のほうが楽しそう。
9/8

噛み噛みモードの最終形態、必ず口が開く。
異形コレクションはちまちま読んでいて(一日一篇で丁度いい。全てが味変なので)、久永 実木彦「さよならグーテ」が思いっきりねこのペットロスの話だった。作家自身が最近愛ねこを亡くしており、これを書かずにはいられなかった、これを書くことで悲しみを乗り越えようとする感じが(勝手にそう思い込まざるを得ない)ひしひしと伝わってくる。時間停止というSF的な要素のジェントルゴーストストーリーで他の収録作に比べて衒いの少ないものだけど、ねことの生活のかけがえのなさがただただ身に沁みる。TLではねこを看取った方が最近はちらほらいて、別れを噛み締めるポストからは惜しみない愛が溢れている。私らも、いつかは経験せねばならないのだ。うろんのいない余生によろこびはあるのかわからない。その頃には私も連れも老いと向き合ってるだろうし、家族や友人はこの世にいないかもしれない。うろんより長生きする必要はあるけど、自分の寿命はわからない。あと20年もすれば、私を構成していた世界が、ひとつずつ消えていくことを受け入れなければいけない。悔いのないように生きねばならぬ。そのために、毎日うろんを惜しみなく撫でている。
9/9
肌寒いので、うろんはラグに潜ったり腹に乗ったりした後、私の横で細長く伸びた。私の寝場所も細くなった。今日はうろんの食欲が微妙な感じで、メシ時に放出されたカリカリに食いつかないと連れが言っている。時間を置いたら食べたらしいけど、うるさい時間帯でも大人しく不貞寝している。調べたら、たぶん湿気だろうな、という結論になった。砂漠ルーツのねこは湿気があると食欲も落ちて運動したがらないらしい。今日の異様な湿度なら納得。