🇨🇦2024年に学んだ24のこと(day5): カナダで病院に行く

udon
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カナダは国民皆保険である。そんでもって医療費は基本タダ。タダってほんまかいなと思ったけど本当だった。但しマイナス面があって、待ち時間が鬼のように長いのだ。

基本元気に生きてたので病院に行く理由もなかったのだが、サッカーで足を挫いた時に念の為行くことにした。

カナダではファミリードクターと言われるかかりつけ医にまずかかり、そこから専門医にかかることになる。このファミリードクターという制度が厄介で、住人に対して全然キャパがない。我が家はまだ担当のファミリードクターがいないし、バンクーバーに他の街から引っ越してきて数年というカナダ人でもいないことはザラ。waitlistみたいなのに入れるみたいだが、とにかく果てしない。

ファミリードクターがいない場合は、urgent care clinicと呼ばれるwalk-in(アポ無しでいく)病院に行く。朝8時のオープンで8時過ぎには着いたが、結局見てもらえたのは4-5時間後だった。後で周りに聞いても、だいたいこんなもんらしい。しかも4-5時間待って、レントゲン撮ってもらってそのあとドクターとの会話は「うん折れてないね、グッド👌」の10秒くらい。ただ無料ではあるので、そのまま会計等はなく退出。

アメリカのように何の病気でもお金が天文学的にかかるよりは全然安心なんだが、いざとなった時にこれは結構キツイな..というのが感想だった。今はまだ良いが、年取った時にこれは結構不安。日本の医療も崩壊などと言われるが、ここでは本当に痛みがグイグイ発生してる時でも、優先度をつけられて待たされることも多いと聞く。なにかの手術をするときも、数ヶ月待ちということもザラらしい(「その前に治るわ」みたいこともある

他方で、元気でいるうちはお金もかからんでいいなという考え方もできる。永住権とるかカナダ人になると保険料はゼロのはずで、自分たちも2人で月1万円も払ってない。日本の時は普通に月に数万引き落とされてたと思うので、そう思うと得した気持ちにもなる。完璧な制度・仕組みというのはないなァと思う